オリエンタル中村百貨店 – Wikipedia
この項目では、名古屋市に存在した百貨店について説明しています。かつて北海道釧路市に存在したオリエンタルデパートについては「オリエンタルデパート」をご覧ください。 星ヶ丘三越(かつてのオリエンタル中村星ヶ丘店) 名古屋三越栄店 屋上観覧車 オリエンタル中村百貨店(おりえんたるなかむらひゃっかてん)は、1954年から1980年まで存在した愛知県名古屋市中区栄にあった日本の百貨店、およびその運営会社である。運営会社の法人としてのオリエンタル中村百貨店は、社名を名古屋三越百貨店、名古屋三越と変遷して2003年まで存続した。 通称「オリエンタル中村」。広告などで使用されたキャッチフレーズは「天に星 地に花 人に愛」。 前身の中村呉服店が第二次大戦後、本町角にあった旧店舗を東海銀行に売却し、栄交差点に新築されたオリエンタルビルに入居し、1954年(昭和29年)にオリエンタル中村百貨店に改称し、百貨店業態となった。松坂屋、丸栄、名鉄百貨店とともに、名古屋の4大百貨店と並び称されていた。 1969年(昭和44年)に三越と業務提携[3]。1974年(昭和49年)に千種区星が丘元町 に星ヶ丘店[注釈 1]を開店するものの、事業不振から、1977年(昭和52年)5月に[2] 三越が中村呉服店の持ち株を買収して三越傘下に入るが、オーナーの中村家とオリエンタルビルは14%の株式を保持した[4]。1980年(昭和55年)10月に社名を名古屋三越百貨店に変更し、それとともに店名もオリエンタル中村から三越になった[2]。松坂屋、丸栄、名鉄百貨店とともに頭文字がMだったことから、以後は併せて4Mの愛称で親しまれる[5][注釈 2]。 さらに1991年(平成3年)には社名が(初代)名古屋三越と改められる[3][6]。 2003年(平成15年)、株式会社三越に合併され、運営会社の名古屋三越の法人格は消滅。店舗は三越伊勢丹ホールディングス傘下の名古屋三越栄店および星ヶ丘店(星ヶ丘三越)となっている。 なお、2010年(平成22年)4月1日以降、栄店および星ヶ丘店の運営を行っている(2代目)株式会社名古屋三越は、2009年(平成21年)10月1日に三越から新設分割により設立された法人であり、旧法人とはまったく別法人である。 「オリエンタル」の名は入居したビルがオリエンタルビルであったことから名乗っただけで、カレーなどの食品メーカーで同じ地元企業のオリエンタル、およびかつて北海道釧路市に存在したオリエンタルデパートとは関係がない。 1869年(明治2年)- 中村嘉兵衛により、中村呉服店として、広小路本町角(現在の三菱UFJ銀行名古屋ビル所在地)で創業。
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