アルカサル (ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ) – Wikipedia

アルカサル
現地名
スペイン語: Alcázar de Jerez de la Frontera
Alcázar, Jerez de la Frontera, España, 2015-12-07, DD 66-71 PAN.JPG
所在地 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ, スペイン
座標

北緯36度40分49秒 西経6度08分23秒 / 北緯36.680343度 西経6.139732度 / 36.680343; -6.139732座標: 北緯36度40分49秒 西経6度08分23秒 / 北緯36.680343度 西経6.139732度 / 36.680343; -6.139732

スペイン文化遺産
登録名: Alcázar de Jerez de la Frontera
区分 不動産
基準 遺跡
登録日 1931[1]
登録コード RI-51-0000494
アルカサル (ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)の位置(スペイン内)

アルカサル (ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)

スペインにおけるアルカサルの位置

アルカサル(スペイン語: Alcazar)は、スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラにある、かつてのムーア人の要塞で、現在は公園となっている。1931年にスペイン文化遺産となった[1]

最初の要塞が建築されたのは、ヘレスが小王国アルコスのタイファ英語版の一部であった、11世紀のことであると考えられている。12世紀にはスペイン南部を統治したムワッヒド朝によって、住居にも要塞にも使われた新たな構造物が建造された。後の時代のアンダルシアのレコンキスタ後には、最初のキリスト教徒市長の拠点となった。

アルカサルには以下のような構造物が含まれる:

  • 4,000 mの周辺堡塁と酷く歪な四角形の壁
  • ムワヒッド様式の六角塔
  • 14世紀のポンセ・デ・レオンの本館と塔
  • 市に18しか現存しないモスクの一つ。キリスト教徒による1261年の征服後、ヌーニョ・ゴンサレス・デ・ララ英語版の支配下に置かれた。後に、アルフォンソ10世により、原無罪の聖母マリアを奉納する教会に転用された。今も現存するミナレットは鐘塔となっている。禊部屋の前にある礼拝堂は、メッカの方向を含むミフラーブと頂上に円窓を持つリブボールト英語版を持つことを特徴とする。
  • 宮殿のブランカ夫人の中庭。12世紀に遡る庭で元々は娯楽用のパビリオンであった。
  • 浴場と装飾のないエントランスエリア。冷たい浴場からぬる湯の浴場へと続き、ぬる湯の浴場がこの建物群の中で最大を誇る。最後の部屋の湯は熱く、この加熱システムは現在でもある程度見ることができる。

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

  • スペイン文化遺産の一覧英語版
  1. ^ a b Bienes culturales protegidoslスペイン文化省
  • __ (1997). Monumentos de la Provincia de Cádiz