パリ国立歌劇場管弦楽団 – Wikipedia

パリ国立歌劇場管弦楽団
Edgar Degas - The Orchestra at the Opera - Google Art Project 2.jpg
基本情報
出身地 フランスの旗 フランス パリ
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1669年~

パリ国立歌劇場管弦楽団(フランス語: Orchestre de l’Opéra national de Paris)は、フランスのパリに本拠を置くパリ国立オペラ(フランス語: Opéra National de Paris)の付属オーケストラ。かつては「パリ・オペラ座管弦楽団」とも呼ばれ、現在は「パリ・バスティーユ管弦楽団」(フランス語: Orchestre de l’Opéra de la Bastille)とも呼ばれる。

沿革・概要[編集]

現在のパリ国立オペラは、1875年にガルニエ宮で活動を開始したとされるが、前身は1669年に創設されたオペラ団体まで遡ることができ、オーケストラの歴史も同様である。1971年に、すでに運営組織を統合していたパリ・オペラ=コミック座のオーケストラと合併[1]。さらに、1990年にバスティーユ歌劇場が開場し、オーケストラも新たなスタートを切った。

歴代指揮者[編集]

歴代の音楽監督は、ガルニエ宮時代にはジョルジュ・プレートル、ゲオルク・ショルティ、シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ、ローター・ツァグロセクらが務めた。バスティーユ歌劇場が開場してからはチョン・ミョンフン 、ジェームズ・コンロンが務めた。2009年よりフィリップ・ジョルダンが音楽監督に就任。

レコーディングは、オペラ全曲物の他、カール・シューリヒト指揮のモーツァルト交響曲シリーズ、チョン・ミョンフン指揮でベルリオーズの『幻想交響曲』やメシアンの『トゥランガリーラ交響曲』、フィリップ・ジョルダン指揮でR.シュトラウスの『アルプス交響曲』などがある。

  1. ^ 木村博江訳「ショルティ自伝」(1998年、草思社)の220P~226Pに、同時期にパリ・オペラ座の監督となったロルフ・リーバーマンの改革のもとで、それまでのパリ・オペラ座管弦楽団とパリ・オペラ=コミック座管弦楽団の団員を、新パリ・オペラ座管弦楽団員として再雇用したことが書かれている。