チンギスハーン国際空港 – Wikipedia

チンギスハーン国際空港 (チンギスハーンこくさいくうこう、モンゴル語: Чингис хаан олон улсын нисэх онгоцны буудал, 英語: Chinggis Khaan International Airport)は、モンゴル国のウランバートル近郊にある空港である。新ウランバートル国際空港 (英語: New Ulaanbaatar International Airport, NUBIA)として計画、建設が進められてきた。

開港は度々延期され、2020年10月1日の開港予定[1][2]も延期された。国際線はすべて新空港から運航される[3]。2021年7月4日、開港[4]

ウランバートルの南西50km、トゥブ県セルゲレン郡英語版フシギーン・フンディに位置する。モンゴルの経済成長に伴い、国際線を中心とした航空需要の増加に対応するために計画された。3,600メートルの滑走路のほか、6か所のボーディング・ブリッジを備えた旅客ターミナルビル(設計 : 梓設計[5]、33,300㎡)が建設されており、年間200万人が利用できる設計となっている。事業完成の2年後には、年間国際線旅客数は119万人を見込んでいる。

将来計画では、拡張工事により20か所のボーディング・ブリッジを設置した旅客ターミナル、年間22,000回の離着陸、年間1,200万人の利用に対応することも可能である。

日本国政府の政府開発援助による円借款(第1期:288.7億円、第2期:368.5億円)を受けて建設されている[6][7]

成田国際空港・日本空港ビルデング・JALUX・三菱商事の4社がモンゴル政府との合弁で特別目的会社(New Ulaanbaatar International Airport LLC、NUBIA)を設立し、15年間の運営事業に参画する[8][9][10]

年表[編集]

就航都市[編集]

国内線[編集]

国際線[編集]

空港アクセス[編集]

空港とウランバートルを結ぶ6車線の道路はモンゴル初の高速道路であり、中国の中国輸出入銀行中国語版の融資と中国中鉄の施工によって2019年7月に開通した[15][16][17]。道路の延長は34.2km。

空港ターミナルビルとウランバートル市内を結ぶ、空港連絡鉄道の建設も計画されている[18]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]