赤坂BLITZ – Wikipedia

赤坂BLITZ(あかさかブリッツ、英語:Akasaka BLITZ)は、かつて東京都港区赤坂・赤坂サカス内に存在したTBSテレビ運営のライブハウスである。2017年11月1日マイナビが施設命名権(ネーミングライツ)を取得したことにより、同日から呼称を「マイナビBLITZ赤坂」としていた[1]

旧施設は1996年にオープンしたが、2003年をもって再開発計画のため閉鎖、その5年後の2008年3月20日に復活させた。

2019年1月30日、TBSテレビの持株会社であるTBSホールディングスが発表した「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の概要で、2020年9月22日をもってライブハウスとしての営業を終了し、BLITZ全体としても24年の歴史に幕を下ろした。今後は観覧機能付きの収録スタジオとして活用される[2][3]

旧施設は 1996年4月16日、東京放送(現・TBSホールディングス)の現放送センター移転に伴い、旧テレビ局舎・鉄塔跡地に開設された。2000年にSHIBUYA-AXがオープンするまでは都内で唯一の1,500人 – 2,000人規模のライブハウスであり、日本国内外の約2,000組(2003年9月時点)に渡るアーティストが頻繁に利用していた[4][5]、。旧施設の杮落しはMR. BIGであり[5]、邦楽としては同26日に電気グルーヴが公演を行ったのが最初となる[6]。2003年9月5日、Dragon Ashの公演をもって「TBS赤坂五丁目再開発計画」(現・赤坂サカスプロジェクト)により閉鎖した[4][5][7]

2004年11月14日、赤坂BLITZの移転施設として横浜BLITZがオープンした。

2008年3月20日、赤坂サカス内の旧赤坂BLITZとほぼ同じ位置に赤坂ACTシアターと併設される形で新築・再オープンした。位置的にはTBS放送センターと赤坂Bizタワーに挟まれる形になる。杮落し公演はKREVAが行った[5]。なお、横浜BLITZは併存して運営されていたが、2013年10月14日をもって閉鎖となった[8]。2009年4月には東京放送の持株会社化(東京放送ホールディングス)にともない、運営がTBSテレビに移行した。

2017年11月1日、マイナビの施設命名権(ネーミングライツ)取得により、呼称を「マイナビBLITZ赤坂」に変更。

公演は主に音楽関連が開催されているが、他に舞台[9]・落語[10]・試写会[11]・プロレス興行など行われている。TBSテレビ『キングオブコント』準決勝もここで開催される。AKB48選抜総選挙の第1回大会を開催したのがこの劇場である。また、TBSグループの施設として特徴的な事業では、TBSテレビで『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターを長年務めた筑紫哲也の1周忌記念のシンポジウムとミニライブ[12][13]、TBSホールディングスの株主総会[14]、TBSラジオの広告代理店向け説明会[15]などが開催されている。2016年度の年間稼働日数は313日、年間動員数は約44万人に及ぶ。

TBSグループの劇場施設は、赤坂BLITZ、TBS赤坂ACTシアター、IHIステージアラウンド東京の3か所である。

閉館発表に前後して新型コロナウイルス感染症の蔓延が発生し、有観客での公演が事実上不可能となる。予定されていた多くの公演が延期・中止のまま、2020年9月に予定通り閉館を迎えた。さよなら公演なども行われなかった。

閉館後の2020年9月26日には『お笑いの日』の一部コーナーで使われるなど、観覧機能付きの収録スタジオとして使用されている。

  • 収容人数は、オールスタンディングで1,418人(1F:1147人・2F:固定席/可動席:120人、スタンディング:151人)、オールシーティングで604人(1階484人、2階120人)。
  • 1階スタンディング席最前列に入れる人数は、22 – 23人。
    • なお、旧施設(1996年 – 2003年)の収容人数は、1,944人(1Fスタンディング1,700人、2F座席244席)であった[16]
  • 最寄駅は、東京メトロ千代田線「赤坂駅」、銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」、銀座線・南北線「溜池山王駅」[17]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]