小玉紫泉 – Wikipedia
小玉 紫泉(こだま しせん、1952年6月5日 – )は、京都の先染め織物である西陣織の女性伝統工芸士。
大阪府に生まれる。自らデザインした洋服を売るのが夢であったが、西陣への移住を機に西陣織の世界に入る。
2年の爪掻き本つづれ織の修行を経て独立(小玉紫泉つづれ織工房)、作家の道へすすむ。17年間の独自研究を重ね、立体感をもたせた独創的な作風を確立した[1]。1987年には西陣織工業組合帯地部会長賞を受賞し、その後も多くの賞を受賞。1997年度に伝統工芸士に認定、2016年には京の名工にも選ばれている。
着物帯だけでなく、名画や風景を織った額作品やタペストリーなどを製作。仏国パリ市にて展示会や着物ショーの開催[2]、米国ハワイ州にて講演するなど国際的な活動も行っている。
2019年株式会社織匠小玉を設立。
主な役職歴として以下がある。
- 西陣織工業組合理事:2004年 – 2007年、2016年 – 現在
- 伝統工芸士・女性の会会長:2015年 – 2018年
- 京都綴会会長:2018年 – 2020年
主な賞歴[編集]
- 1994年 本つづれ秀作発表会通産省生活局長賞・技術賞・伊勢丹賞「月影」
- 1995年 本つづれ秀作発表会通産省生活局長賞・技術賞「動」
- 2006年 西陣織大会文部科学大臣賞「すかし窓 透月」
- 2007年 西陣織大会文部科学大臣賞「絽つづれ 夏風船」
- 2009年 西陣織大会文部科学大臣賞「絽つづれ 爽」
- 2019年 西陣織大会近畿経済産業局長賞「枝垂れ桜」
- 2019年 京都綴会秀作展西陣織工業組合理事長賞 織額「暁のアンコールワット」
- 2020年 京都綴会秀作展京都市長賞「宇宙船より」
掲載雑誌・書籍[編集]
- 佐藤徹郎『美の匠たち―女性伝統工芸士の世界』工作舎、2001年8月1日。
- 立松和平『伝統工芸、女性の匠たち』祥伝社、2007年10月23日。
主な出演番組[編集]
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2020年9月)
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- ^ “IIST WORLD FORUM No0173-0698-j オリジナリティで伝統産業にブランド力を-京都西陣織 小玉紫泉つづれ織工房 小玉 紫泉 氏インタビュー-”. www.cfiec.jp. 2020年9月29日閲覧。
- ^ “西陣織伝統工芸士、パリでのショー実現させた“亡夫との約束” | 女性自身” (日本語). WEB女性自身. 2020年9月29日閲覧。
外部リンク[編集]
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