歯科 – Wikipedia

開設者別に見た日本の医療機関(2019年10月)[1]
病院 一般診療所 歯科診療所
322 537 4 863
公的医療機関 1,202 3,522 261 4,985
社会保険関係団体 51 450 7 508
医療法人 5,720 43,593 14,762 64,075
個人 174 41,073 53,133 94,380
その他 831 13,441 333 14,605
8,300 102,616 68,500 179,416

歯科(しか)とは、歯または歯に関連した組織に関する疾患を扱う診療科である。歯科処置の大半は人体に侵襲を伴う外科行為である。一般歯科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科の区分があり、それらを総称して歯科と呼ぶことがある。

診療科としての一般的な歯科は、齲蝕や歯周病を中心とした口腔内の疾病を受け持っている。診療形態の大半は診療所であり、行われる処置もエプーリス除去やインプラント埋入術など、入院を伴わない小手術や、歯牙に限局した疾病であることが多い。

日本においては、医師と歯科医師で免許が分かれているため、法的には医師が歯科医業を行なうことが出来ない。ただし、治療状況によって医業との判別が困難になる場合や、歯科医業であると同時に医業となる場合もあるが、主として大学病院や総合病院の口腔外科で行われることが多い。

医療法によって規定される、歯科で標榜出来る診療科目は以下の4つである。

そのほか、審美歯科、補綴科、保存科、歯周科、高齢者歯科、障害者歯科、歯科麻酔科、歯科放射線科、口腔内科などの科を持つ歯科医院や大学病院がある。

従事する人[編集]

歯科には歯科医師の他に、歯科予防処置、診断・治療の補助や患者指導などを行う歯科衛生士、歯冠修復物などの各種技工物を作製する歯科技工士、雑務を受け持つ歯科助手などが従事する。歯科大学付属病院や病院の口腔外科などでは看護師や放射線技師や、言語聴覚士が従事する場合もある。なお、歯科に従事する人で、歯科医師以外を特にコ・デンタルと呼ぶことがある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]