たたら侍 – Wikipedia

たたら侍』(たたらざむらい)は、2017年5月20日公開の日本映画である。

EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサーを務めるオリジナルストーリーの作品。

近年の劇場映画では希少な、全編35mmフィルム撮影である[1]

時は戦国時代。この乱世にあって、製鉄技術の一つである「たたら吹き」により生産される玉鋼(たまはがね)は、槍・日本刀などの刃の武器の良質な材料となりえ、それを使用して製造された武器は、武運を呼ぶ物として、時の大名や武将などから、戦闘に置いての実質的な価値以上に珍重されていた。

「たたら吹き」の伝統を受け継ぐ技術者の伍介の村へ、当時の最新兵器である鉄砲の材料である鉄を求める織田軍が迫る。伍介は自らの村落を防衛するため、侍に憧れを抱き、許嫁のお國を置いて修行の旅に出る。

キャスト[編集]

伍介
演 – 青柳翔
新平
演 – 小林直己
お京
演 – 田畑智子
八重
演 – 宮崎美子
平次郎
演 – 豊原功補
惣兵衛
演 – 笹野高史
お國
演 – 石井杏奈
弥介
演 – 甲本雅裕
尼子真之介
演 – AKIRA
三洲穂
演 – 奈良岡朋子
与平
演 – 津川雅彦
長次郎
演 – 山本圭
喜介
演 – 高橋長英
豊衛門
演 – 品川徹
井上辰之進
演 – 早乙女太一
源蔵
演 – でんでん
演 – 氏家恵
熊吉
演 – 橋爪遼
新右衛門
演 – 安部康二郎
佐吉
演 – 菅田俊
仙吉
演 – 音尾琢真
宗義
演 – 中村嘉葎雄
徳川家 家臣
演 – 佐野史郎

スタッフ[編集]

受賞[編集]

  • 第40回モントリオール世界映画祭 ワールドコンペティション部門 最優秀芸術賞(2016年)[2]
  • ディレクターズ・フォートナイト・コルカタ 映画祭 国際長編映画部門 金の女神賞 (グランプリ)(2016年)[3]
  • 第12回シネマ・オン・ザ・バイユー映画祭」長編部門 グランプリ (2017年)[4]
  • 第1回チャトラパティ・シヴァージー国際映画祭 最優秀貢献賞[4]
  • オークランド国際映画祭 [4]
    • 最優秀監督賞[4]
    • 最優秀撮影賞[4]
  • 第2回 UK Screen One International Film 最優秀国際長編映画賞 [4]
  • 第3回 phoenix Film Festival Melbourne 2017 最優秀長編映画賞[4]
  • Canadian Diversity 映画祭」最優秀賞[4]
  • 第3回ウルフインデペンデント国際映画祭 最優秀長編映画賞[4]
  • 第1回Ramsgate International Film & TV Festival[4]
    • 最優秀長編映画賞[4]
    • 最優秀監督賞[4]
  • 第50回ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭」金賞[4]
  • 第3回 Gulf of Naples Independent Film Festival」最優秀長編映画賞[4]

興行収入・動員数ランキング[編集]

10位(2017年5月20日 – 21日)[5]→15位(2017年5月27日 – 28日)[6]→23位(2017年6月3日 – 4日)[7]

出雲たたら村[編集]

本作のオープンセットをテーマパーク化した「たたら映画村」、EXILEがプロデュースする「居酒屋えぐざいる」、島根の物産店や土産屋が並ぶ「ご縁坂」で構成されており、2016年7月15日から10月2日まで営業する。[8]

出演者の不祥事[編集]

映画公開直後の2017年6月2日、本作出演の橋爪遼が、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された。 

橋爪は容疑を認めており[9]、「たたら侍」製作委員会は、最短で2017年6月9日をもって映画館での上映を終了する事に決めた[10]

2017年6月7日、橋爪の出演部分を削除するなどの再編集を施し、映画館等での再上映を行なえるよう努力中と発表[11]、同月9日、6月17日より再上映することが発表された[12]。ただ上映館数は281館から24館へと激減している[13]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]