大庭さち子 – Wikipedia

読売新聞社『家庭よみうり』358号(1953年)より大庭さち子

大庭 さち子(おおば さちこ、1904年7月10日 – 1997年3月15日)は、日本の作家。
京都府生まれ。本名・片桐君子。同志社女子専門学校英文科卒。京都華頂高等女学校教師のかたわら小説を執筆。1933年、岬洋子の筆名で「光、闇を貫いて」でサンデー毎日大衆文藝選外佳作。1939年、「妻と戦争」でサンデー毎日大衆文芸入選、同作で直木賞候補。1941年、『妻と戦争』で新潮社文芸賞第二部受賞、「花開くグライダー」で直木賞候補。1942年、「愛翼一心」で新潮社文芸賞第二部候補。戦後は少女小説、海外名作の翻訳・再話などを行った。

  • 妻と戦争 岡倉書房 1940
  • 愛と血の記録 春陽堂 1942
  • 激浪をつく 泰光堂 1942 (新鋭皇民文芸叢書)
  • 花開くグライダー 新小説社 1942 (大衆文芸新書)
  • 陸の灯台 湯川弘文社 1942
  • 妻の花々 春陽堂 1942
  • 新しき風 春陽堂書店 1943
  • みたみわれら 春陽堂書店 1943
  • 道輝け里 葛城書店 1943
  • 新生の園 春陽堂書店 1943
  • 明日の花園 宋栄堂 1943.11
  • 生命の曲 富国出版社 1947 
  • 夜の奇蹟 明星社 1948
  • 翼よ空遠く 偕成社 1949
  • 故郷の空晴れて 偕成社 1950 – 表紙画:江川みさお
  • 楽聖ベートーベン 偕成社 1950 (偉人物語文庫、ベートーヴェン)
  • 落日の曲 偕成社 1951
  • シューベルト 歌曲の王 偕成社 1951 (偉人物語文庫、シューベルト)
  • 久遠の鐘 偕成社 1952
  • シェークスピア 世界の大文豪 偕成社 1953 (偉人物語文庫、シェークスピア)
  • 嵐に立つ虹 偕成社 1954
  • みどりの朝風 河出書房 1955 (ロビン・ブックス)
  • 夜の暦 虎書房 1957
  • 久遠の鐘 偕成社 1958 – 表紙画:江川みさお
  • 李朝悲史 集英社 1975

翻訳・再話[編集]

  • 孤児デビット /ディケンズ 偕成社 1951 (世界名作文庫
  • 暴風雨 テンペスト シェークスピア 偕成社 1953 (世界名作文庫
  • クオレ物語 アミーチス 偕成社 1953 (世界名作文庫)
  • 女の兵舎 テレスカ・トレース 鱒書房 1953
  • 母の悲曲 ステラ・ダラス/ ブローチー 偕成社 1954 (世界名作文庫
  • 女の中隊 ナンシー・モルガン 鱒書房 1954
  • 椿姫 小デューマ 偕成社 1955 (世界名作文庫
  • 悲しみの王妃 ツワイク 偕成社 1959 (世界少女名作全集
  • オーケストラの少女 クラーリイ 偕成社 1960 (世界少女名作全集
  • 三人姉妹・桜の園 チェーホフ 偕成社 1960 (少女世界文学全集
  • 大尉の娘・スペードの女王 プーシキン 偕成社 1962 (少女世界文学全集
  • 復活 トルストイ 偕成社 1968 (少女世界文学全集)
  • 文藝年鑑
  • 直木賞のすべて