クリスチャン・ビヤヌエバ – Wikipedia

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はビリャヌエバ、第二姓(母方の姓)はリモンです。(Template:スペイン語圏の姓名)
クリスチャン・ビヤヌエバ
Christian Villanueva
モンテレイ・サルタンズ

サンディエゴ・パドレス時代
(2018年6月10日)

基本情報
国籍 メキシコ
出身地 ハリスコ州グアダラハラ
生年月日 (1991-06-19) 1991年6月19日(30歳)
身長
体重
180 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 2008年 アマチュア・フリーエージェントとしてテキサス・レンジャーズと契約
初出場 MLB / 2017年9月18日
NPB / 2019年3月31日
最終出場 NPB / 2020年10月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
  • サンディエゴ・パドレス (2017 – 2018)
  • 読売ジャイアンツ (2019)
  • 北海道日本ハムファイターズ (2020)
  • モンテレイ・サルタンズ (2021 – )
国際大会
代表チーム メキシコ
プレミア12 2019年
獲得メダル
男子 野球
メキシコ
WBSCプレミア12
2019

クリスチャン・イバン・ビヤヌエバ・リモーンChristian Iván Villanueva Limón, 発音:vee-yan-WAY-vuh, 1991年6月19日 – )は、メキシコ・ハリスコ州グアダラハラ出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。

プロ入りとレンジャーズ傘下時代[編集]

2008年8月17日にテキサス・レンジャーズと契約。

2009年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レンジャーズ2でプロデビュー、8試合に出場して打率.208・3打点・1盗塁。

2010年はルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズで51試合に出場して打率.314・2本塁打・35打点・6盗塁の成績で、8月31日にアリゾナリーグのポストシーズン・オールスターチームに選出された[1]

2011年はA級ヒッコリー・クロウダッズで126試合に出場し打率.278・17本塁打・84打点・32盗塁。

2012年は2月21日にベースボール・アメリカのトッププロスペクト100で100位に選出され[2]、A+級マートルビーチ・ペリカンズで100試合に出場し打率.285・10本塁打・59打点・9盗塁。

カブス傘下時代[編集]

シカゴ・カブス時代
(2013年3月10日)

2012年7月31日にライアン・デンプスターとのトレードで、カイル・ヘンドリックスと共にシカゴ・カブスへ移籍した[3]。移籍後はA+級デイトナ・カブスで25試合に出場し打率.250・4本塁打・9打点・5盗塁、オフの11月20日にカブスとメジャー契約を結び[4]、40人枠入りした。

2013年はAA級テネシー・スモーキーズで133試合に出場して打率.317・19本塁打・72打点・5盗塁、オフの11月12日にTopps社が選ぶAA級のオールスターチームに選出された[5]

2014年はAAA級アイオワ・カブスで開幕を迎え、64試合に出場して打率.211・6本塁打・26打点・2盗塁、6月に降格したAA級テネシーで、62試合に出場して打率.248・4本塁打・32打点。

2015年はAA級テネシーとAAA級アイオワでプレーし、AAA級アイオワで123試合に出場して打率.259・18本塁打・88打点・1盗塁。

2016年は右腓骨の骨折でプレーせず、12月2日にノンテンダーFAとなった[6][7]

パドレス時代[編集]

2016年12月12日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2017年はAAA級エル・パソ・チワワズで開幕を迎え、109試合に出場して打率.296・20本塁打・86打点、AAA級パシフィックコーストリーグのリーグチャンピオンシップに出場したが、メンフィス・レッドバーズに敗れた[8]。AAA級シーズン終了となった9月18日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りした[9][7]。同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦にて「6番・三塁手」で先発出場してメジャーデビュー、出場12試合で打率.344、4本塁打、7打点。

2018年は4月に打率.321、8本塁打、19打点の成績を残しナショナル・リーグ月間最優秀新人選手に選出され、最終的に110試合に出場して打率.236、20本塁打、46打点[10]

巨人時代[編集]

2018年11月21日、読売ジャイアンツとの契約を発表。背番号は33

2019年の開幕一軍は逃したものの、翌3月30日にテイラー・ヤングマンとの入れ替わりで一軍登録、7番サードスタメンで来日初出場した。当初は変化球攻めに対応出来ずスタメンを外されることもあったが、4月9日の中日ドラゴンズ戦では来日初本塁打を含む2本のホームランを放ち、翌週の4月16日からは3番でスタメン出場する。しかし、シーズンを通しては73試合に出場して8本塁打と苦戦し、シーズンオフに自由契約となった。11月4日に2019 WBSCプレミア12にメキシコ代表として出場し、チームの中心打者として勝利に貢献した[11]

日本ハム時代[編集]

2019年12月5日に北海道日本ハムファイターズが獲得を発表。背番号は44[12]

2020年はブランドン・レアードの穴を埋めるべく三塁の定位置を期待されていたものの虫垂炎の為出遅れ、7月7日に1軍登録された。打率.220、4本塁打と打撃面で目立った成績を残せず、出場試合数は54試合に留まった。
11月18日、退団が発表された[13]

退団後はメキシコウィンターリーグ(LMP)のチャロス・デ・ハリスコに参加した。

メキシカンリーグ時代[編集]

2021年4月6日、メキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約した[14]

選手としての特徴・人物[編集]

右の強打者であり、守備では三塁を主に内野全ポジションをこなすユーティリティー性も魅力[15]

愛称は「ビヤ[15]

巨人時代の背番号『33』は監督・原辰徳の「(本塁打を)33本以上打ってほしい」との願いが込められている[15]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]















O
P
S
2017 SD 12 32 32 5 11 1 0 4 24 7 0 0 0 0 0 0 0 10 0 .344 .344 .750 1.094
2018 110 384 351 42 83 15 0 20 158 46 3 0 0 1 23 0 9 104 12 .236 .299 .450 .750
2019 巨人 73 235 202 24 45 9 0 8 78 24 2 0 1 1 25 0 6 52 5 .223 .325 .386 .711
2020 日本ハム 54 196 168 11 37 3 0 4 52 19 1 2 0 2 22 0 4 39 1 .220 .321 .310 .631
MLB:2年 122 416 383 47 94 16 0 24 182 53 3 0 0 1 23 0 9 114 12 .245 .303 .475 .778
NPB:2年 127 431 370 35 82 12 0 12 130 43 3 2 1 3 47 0 10 91 6 .222 .323 .351 .675
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)









2017 SD 9 4 11 0 2 1.000
2018 3 15 1 0 3 1.000 2 3 6 1 3 .900 96 49 167 12 17 .947 4 1 4 0 0 1.000
2019 巨人 8 13 1 1 1 .933 3 0 0 1 0 .000 69 31 96 5 9 .962
2020 日本ハム 51 31 52 4 1 .954
MLB 3 15 1 0 3 1.000 2 3 6 1 3 .900 105 53 178 12 19 .951 4 1 4 0 0 1.000
NPB 8 13 1 1 1 .933 3 0 0 1 0 .000 120 62 148 9 10 .959
  • 2020年度シーズン終了時

表彰[編集]

MLB
  • ルーキー・オブ・ザ・マンス:1回(2018年4月)

記録[編集]

NPB初記録
  • 初出場・初先発出場:2019年3月31日、対広島東洋カープ3回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、7番三塁手で先発出場
  • 初打席:同上、2回表に九里亜蓮から左飛
  • 初安打:同上、4回表に九里亜蓮から中前安打
  • 初本塁打・初打点:2019年4月9日、対中日ドラゴンズ1回戦(ナゴヤドーム)、2回表に大野雄大から左越ソロ
  • 初盗塁:2019年7月20日、対広島東洋カープ13回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、4回表に二盗(投手・床田寛樹、捕手・會澤翼)

背番号[編集]

  • 22 (2017年 – 2018年)
  • 33 (2019年)
  • 44 (2020年)

登場曲[編集]

  • Lou Bega『Mambo No. 5』(2019年3月3日、4日)
  • Lary Over『Súbete』(2019年3月23日 – 6月)
  • El Alfa x Farruko x Darell x Myke Towers x Big O『PA’ JAMAICA Remix』(2019年6月 – )

代表歴[編集]

  • 2019 WBSCプレミア12 メキシコ代表
  1. ^ Daren Smith (2010年8月31日). “Choi named Arizona League MVP”. MiLB.com. 2015年1月4日閲覧。
  2. ^ 2012 Top 100 Prospects”. Baseball America (2012年2月21日). 2015年1月4日閲覧。
  3. ^ “Cubs acquire Hendricks and Villanueva” (プレスリリース), MLB.com (Chicago Cubs), (2012年8月1日), http://m.cubs.mlb.com/news/article/35878806/ 2015年1月4日閲覧。 
  4. ^ “Cubs add four players to 40-man roster” (プレスリリース), MLB.com (Chicago Cubs), (2012年11月21日), http://m.cubs.mlb.com/news/article/40385694/cubs-add-four-players-to-40-man-roster 2015年1月4日閲覧。 
  5. ^ Pair of Cubs head Double-A All-Stars”. MiLB.com (2013年11月12日). 2015年1月4日閲覧。
  6. ^ “Christian Villanueva: Non-tendered by Cubs” (英語). RotoWire Staff. CBS Sports. (2016年12月3日). http://www.cbssports.com/fantasy/baseball/news/christian-villanueva-non-tendered-by-cubs/ 2016年12月4日閲覧。 
  7. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2017年9月19日閲覧。
  8. ^ Redbirds Win 2017 PCL Championship” (英語). Milb.com (2017年9月18日). 2017年9月19日閲覧。
  9. ^ Jeff Sanders (2017年9月18日). “First pitch: Renfroe, Jankowski return with Padres’ final call-ups” (英語). The San Diego Union-Tribune. 2017年9月19日閲覧。
  10. ^ パドレス今季20発ビヤヌエバの移籍先迷走? 阪神から一転巨人へ、米記者訂正”. Full-Count (2018年12月1日). 2018年12月1日閲覧。
  11. ^ 【巨人】メキシコ代表ビヤヌエバがプレミア12でまた打った! 先制2点打で米国撃破、SR進出1番乗り引き寄せる”. 2020年5月27日閲覧。
  12. ^ 巨人から自由契約のビヤヌエバ、日本ハムと契約合意「本当に楽しみ」 栗山監督は「彼本来の力をフルに出し尽くしてもらいます」
  13. ^ 日本ハム・ビヤヌエバが退団サンケイスポーツ(2020年11月18日)2020年11月20日閲覧。
  14. ^ CHRISTIAN VILLANUEVA ES SULTÁN”. Sultanes (2021年4月6日). 2021年4月21日閲覧。
  15. ^ a b c 巨人原監督、新外国人にあだ名「ビヤとクッキー」 – プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2021年9月22日閲覧。

関連項目[編集]

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 V
  • メキシコ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
  • 読売ジャイアンツの選手一覧
  • 北海道日本ハムファイターズの選手一覧

外部リンク[編集]