EFエデュケーション・イージーポスト – Wikipedia

EFエデュケーション・イージーポスト
EF Education-EasyPost
チーム情報
UCIコード EFE[1]
本拠地 アメリカ合衆国
創設年 2003年
種目 ロードレース
格付け UCIワールドチーム
自転車 キャノンデール
首脳陣
GM ジョナサン・ヴォーターズ(ゼネラル・マネジャー)
監督 チャールズ・ウェゲリス
過去のチーム名

2003
2004–2006
2007–2008
2008
2009
2010
2011
2012
2012.6.25–2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022-

5280/スバル
TIAA–クレフ
チーム・スリップストリーム・パワード・バイ・チポートレ
ガーミン – チポートレ・プレゼンティド・バイ・H30
ガーミン・スリップストリーム
ガーミン・トランジションズ
ガーミン・サーヴェロ
ガーミン・バラクーダ
ガーミン・シャープ
チーム・キャノンデール・ガーミン
キャノンデール・プロサイクリング・チーム
キャノンデール・ドラパック・プロサイクリング・チーム
チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール
EFエデュケーションファースト・プロサイクリング
EFプロサイクリング
EFエデュケーション・NIPPO[2]
EFエデュケーション・イージーポスト

EFエデュケーション・イージーポスト(EF Education-EasyPost)は、アメリカ合衆国に籍を置く、自転車競技、ロードレースチーム。UCIワールドチームの一つである。

かつてはデイヴィッド・ミラーなどを擁し、タイムトライアルに強さを発揮するチームだったが、2016年度以降はさまざまなタイプの選手をそろえ、総合系のアンドリュー・タランスキー、リゴベルト・ウラン、山岳系のピエール・ロラン、トラック競技/ロンドン五輪金メダリストのラーセ・ノーマン・ハンセンなど、どのようなシチュエーションにも対応できる総合系のチームに変貌を遂げている。

過去に在籍した著名な選手にはクリスティアン・ヴァンデヴェルデ、ダニエル・マーティン、ライダー・ヘシェダルなどがいる。また、過去にはブラッドリー・ウィギンスも在籍している。

ドーピングに対して非常に厳しいチームとして有名。一方で、デイヴィッド・ミラーやトーマス・デッケルのように、過去にドーピングなどで当時の所属チームを解雇された選手と積極的に契約し、復帰を手助けしている[3]

  • 2003年 – 5280/スバル(5280/Subaru)という名称で創立。
  • 2004年から2006年 – TIAA・クレフ(TIAA-CREF)の名称で活動。
  • 2007年 – チーム・スリップストリーム・パワード・バイ・チポートレ(Team Slipstream powered by Chipotle)に改称[4]。その後、2008年7月より、GPS機器メーカーのガーミンがメインスポンサーとなり、ガーミン – チポートレ・プレゼンティド・バイ・H30(Garmin-Chipotle Presented by H3O)に改称する。
  • 2009年 – ガーミン・スリップストリーム(Garmin-Slipstream)に改称。同年、UCIプロチーム入りを果たす。
  • 2010年 – ガーミン・トランジションズ(Garmin-Transitions)に改称[5]
  • 2011年 – 自転車メーカー・サーヴェロのスポンサードを受け、ガーミン・サーヴェロに改称。これを受けて、チームの使用する自転車もフェルトからサーヴェロに変更となる。
  • 2012年 – セカンドスポンサーが、アメリカの通信会社・バラクーダ・ネットワークに変わったため、ガーミン・バラクーダに名称変更。サーヴェロはチームサプライヤーとしてスポンサーを継続[6]。6月25日、チームの共同スポンサーにシャープ米法人が加わることを発表[7]、これに伴いチーム名はガーミン・シャープとなる。
  • 2014年 – 8月21日、イタリアに拠点を置くUCIプロチームのキャノンデール・プロサイクリングと2015年シーズンより合併することを発表。メインスポンサーはキャノンデール・プロサイクリングのメインスポンサーである米国の自転車メーカー・キャノンデール。これに伴い、使用する自転車もサーヴェロからキャノンデールとなる。メンバーはほとんどが旧ガーミン・シャープのメンバーで構成され、旧キャノンデール・プロサイクリングからのメンバーはほとんどいない。
  • 2015年 – メインスポンサーであったガーミンが2015年シーズンのメインスポンサーからの撤退を発表し、サブスポンサーとなる。また、シャープは業績不振のためにスポンサーからの撤退を発表。これにより、チーム名はチーム・キャノンデール・ガーミン(TCG)となる。8月、ガーミン時代から長年在籍していた主要選手2名の移籍を発表され、ダニエル・マーティンはエティックス・クイックステップへ、ライダー・ヘシェダルは、トレック・セガフレードへ移籍。また、2016年シーズンよりチーム・ヨーロッパカーからピエール・ロランが加入することが発表される。
  • 2016年 – ガーミンのスポンサー撤退によりチーム名がキャノンデール・プロサイクリング・チームとなるが、同年6月にオーストラリアの不動産投資会社ドラパック・キャピタル・パートナーズがキャノンデールとともに共同タイトルスポンサーとなることを発表。チーム名がキャノンデール・ドラパック・プロサイクリング・チーム(CDT)に変更される。
  • 2017年 – アジア・オセアニアを中心に活動するUCIプロコンチネンタルチーム「ドラパック・プロフェッショナル・サイクリング」と合併し、UCIワールドチームの「キャノンデール・ドラパック・プロサイクリング・チーム」とUCIコンチネンタルチームの「ドラパック・パッツベグ」に再編された。しかし8月末になりキャノンデールの出資縮小と2018年以降契約予定だったスポンサーが突如契約を破棄したことからチーム存続の危機に直面したが[8]、9月になり新スポンサーがEFエデュケーションファーストに決定。2018年からのチーム名は『チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール』(Team EF Education First–Drapac p/b Cannondale)となる[9][10][11]
  • 2019年 – ドラパック及びキャノンデールがチームスポンサーから撤退(キャノンデールのチームへの機材提供は従来通り継続)したことにより、チーム名が「EFエデュケーションファースト・プロサイクリング」となった。
  • 2021年 – 日本の道路会社NIPPOがスポンサーに加わり、チーム名は「EFエデュケーション・NIPPO」となる。

主な実績[編集]

2007年[編集]

2008年[編集]

2009年[編集]

2010年[編集]

2011年[編集]

2017年[編集]

2018年[編集]

2019年[編集]

2020年[編集]

2021年[編集]

2021年陣容[編集]

2021年6月23日更新[12]

歴代陣容[編集]

エピソード[編集]

パンダの着ぐるみとWWFのスポンサード
2013年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュにおいて、ダニエル・マーティンが競技中にパンダの着ぐるみを着た何者かに追いかけられるという珍事が発生した。このパンダは同年のツアー・オブ・北京にも登場し、2位に入賞したマーティンとともに表彰台に上るなど、チームのマスコット的な存在となる。この一連の出来事はインターネットにおけるパンダの検索数の増加につながり、これに目を付けた世界自然保護基金(WWF)とチームとの間にスポンサー契約が結ばれることとなった[13]

外部リンク[編集]