上郡町 – Wikipedia
上郡町(かみごおりちょう)は、兵庫県南西部にある町。西播磨県民局管轄区域。本項では町制前の名称である上郡村(かみごおりむら)についても述べる。
兵庫県の西端に位置し、西は岡山県備前市、南は赤穂市、東は相生市やたつの市、北は佐用郡の佐用町に面する。町の北東部には、隣接するたつの市や佐用郡佐用町と一体になって形成される播磨科学公園都市が広がっている。
上郡町に所在する主な機関としては、兵庫県立大学の播磨科学公園都市キャンパスがあり、ここには、同大学の理学部がある。
姫路市への通勤率は11.5%、赤穂市への通勤率は10.5%である(いずれも平成22年国勢調査)。
隣接している自治体は以下のとおりである。
気候[編集]
上郡の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.4 (66.9) |
21.9 (71.4) |
25.3 (77.5) |
29.6 (85.3) |
32.8 (91) |
35.0 (95) |
36.8 (98.2) |
37.5 (99.5) |
36.0 (96.8) |
30.8 (87.4) |
25.4 (77.7) |
20.1 (68.2) |
37.5 (99.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.9 (48) |
9.8 (49.6) |
13.3 (55.9) |
19.4 (66.9) |
23.9 (75) |
27.2 (81) |
30.6 (87.1) |
32.1 (89.8) |
28.3 (82.9) |
22.7 (72.9) |
16.9 (62.4) |
11.6 (52.9) |
20.4 (68.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −2.0 (28.4) |
−1.6 (29.1) |
1.1 (34) |
6.2 (43.2) |
11.5 (52.7) |
17.1 (62.8) |
21.8 (71.2) |
22.5 (72.5) |
18.1 (64.6) |
11.0 (51.8) |
5.1 (41.2) |
0.1 (32.2) |
9.2 (48.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −8.8 (16.2) |
−8.6 (16.5) |
−6.8 (19.8) |
−3.2 (26.2) |
1.5 (34.7) |
7.8 (46) |
14.3 (57.7) |
15.1 (59.2) |
6.3 (43.3) |
1.0 (33.8) |
−3.3 (26.1) |
−7.6 (18.3) |
−8.8 (16.2) |
降水量 mm (inch) | 35.1 (1.382) |
52.7 (2.075) |
97.0 (3.819) |
105.7 (4.161) |
152.4 (6) |
176.5 (6.949) |
185.0 (7.283) |
101.0 (3.976) |
155.7 (6.13) |
89.1 (3.508) |
56.7 (2.232) |
37.3 (1.469) |
1,244 (48.976) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.5 | 6.8 | 9.9 | 9.6 | 10.5 | 11.6 | 11.2 | 7.9 | 9.7 | 7.7 | 5.9 | 5.0 | 101.3 |
平均月間日照時間 | 115.4 | 123.0 | 156.1 | 179.9 | 177.7 | 140.5 | 148.0 | 188.4 | 148.1 | 153.4 | 129.7 | 122.1 | 1,781.2 |
出典:気象庁 |
人口[編集]
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.50%減の16,634人であり、増減率は県下41市町村中33位、49行政区域中41位。
上郡町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上郡町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 上郡町 |
■青色 ― 男性 |
上郡町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2014年(平成26年)5月8日に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年(平成22年)比で65.1%となり、「消滅可能性都市」の1つとされた[1]。
南北朝時代には建武の新政で冷遇された赤松氏の赤松則村(円心)が足利尊氏に属して戦った。則村は白旗城で宮方の新田義貞を釘付けにして、湊川の戦いを有利に導いた。
室町時代には赤松氏の赤松満祐・赤松教康父子が第6代将軍足利義教を謀殺するという嘉吉の乱を起こしている。
1958年(昭和33年)12月25日に町章を制定する[2]。
行政区域の変遷[編集]
- 1889年(明治22年)4月1日 – 町村制に施行により、上郡村・井上村・大持村・山野里村・竹万村の区域をもって上郡村が発足。
- 1913年(大正2年)4月1日 – 上郡村が町制施行して上郡町となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 – 上郡町が高田村・鞍居村・船坂村および赤松村の一部(苔縄・大枝・大枝新・岩木・柏野・細野・赤松・河野原・楠木および旭日の一部)と合併し、改めて上郡町が発足。
平成の大合併においては合併相手がひとつに定まらず、(1)赤穂市との合併、(2)相生市との合併、(3)相生市・三日月町との合併、の3種類が候補に上がり、それぞれ独立した合併協議会が設置されるという状態になっていた。三日月町が佐用郡合併を選択し、(1)と(2)は意見対立が大きく、旧・合併特例法の下ではいずれも合併に至らなかった。
現在、相生市との合併協議会は事実上解散状態にある。赤穂市との合併が新・合併特例法の下ですすめられていたが、2007年9月に赤穂市で行われた住民投票で合併反対票が賛成票を大きく上回り、市長が合併断念を表明したため、他市町との合併は断念されるものと見られる。
町長[編集]
町議会[編集]
衆議院[編集]
鉄道[編集]
主要な鉄道駅として、上郡駅がある。もともとはJR山陽本線のひとつの駅で、京阪神方面からの新快速・快速列車の終着駅に過ぎなかったが、平成6年に智頭急行が開業してからは、智頭急行線の始発駅としての顔も併せ持つようになり、現在では、毎日、鳥取県の倉吉駅(一部は鳥取駅)と京都駅を結ぶ特急「スーパーはくと」7往復、および鳥取駅と岡山駅を結ぶ特急「スーパーいなば」6往復が停車する駅になっている。上郡ー岡山間は、普通電車で55分程度であり、スーパーいなばでは、30分程度である。また、かつては、寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」が停車していた時期があった。
バス[編集]
道路[編集]
金融[編集]
指定金融機関:みなと銀行上郡支店[7]、播磨科学公園都市出張所[8]
立地企業[編集]
マスメディア[編集]
- 在阪準キー局(毎日放送、朝日放送テレビ、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送。アナログ時代は中継局未設置)については、ほとんどの世帯で共同アンテナまたは姫路ケーブルテレビによって視聴されている。高田地区の一部の世帯は、赤穂中継局からの電波を受信している。
小学校[編集]
中学校[編集]
高等学校[編集]
大学[編集]
閉校された学校[編集]
- 上郡町立高田中学校(1960年3月閉校 現上郡町立上郡中学校へ統合)
- 上郡町立船坂中学校(同上)
- 上郡町立赤松中学校(同上)
- 上郡町立鞍居中学校(同上)
- 上郡町立船坂小学校(2010年3月閉校 現上郡町立山野里小学校へ統合)
- 上郡町立梨ヶ原小学校(同上)
- 上郡町立鞍居小学校(2012年3月閉校 現上郡町立上郡小学校へ統合)
- 上郡町立赤松小学校(同上)
名所・旧跡・レジャー・観光[編集]
祭り・イベント[編集]
- 圭介まつり(石戸 5月4日)
- 安室ダムまつり(安室ダム周辺 海の日)
- 川の都 かみごおり川まつり(千種川周辺 7月下旬から8月上旬)
- 平家まつり(小野豆平家塚 10月第1日曜)
- 鞍居ふるさとまつり(鞍居 10月上旬)
- 白旗城まつり(赤松 11月23日)
著名な出身者[編集]
市外局番は、0791(20~59)となっている。
- 0791(20~59)エリア
- 相生市・赤穂市・たつの市(新宮町光都)・上郡町・佐用町(光都)
- 相生市・赤穂市・上郡町相互間の通話では、市外局番0791は省略することができる。
- 相生市・赤穂市・たつの市(新宮町光都)・上郡町・佐用町(光都)
郵便番号は、町内全て678-12○△(○△は2桁の数字)で表される。
- 上郡町内の郵便局
- 上郡・鞍居簡易・船坂・上郡本町・高田・西播磨光都プラザ・上郡高田台簡易・梨ヶ原簡易[15]
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