小林司 (編集者) – Wikipedia

小林 司(こばやし つかさ、6月27日生[1])は、日本の雑誌・書籍編集者。2019年現在、講談社フライデーデジタルチーム所属[2]からアーティスト企画部へ異動。ミスiD実行委員長・選考委員。別名「妄撮P」。

講談社入社後、「FRaU」、「VoCE」と女性誌の編集に携わる[3]。1998年、「VoCE」誌上で連載されていた『美人画報』(安野モヨコ)の初代担当編集者であった[4]。連載は後に単行本化されている。

その後、男性誌「KING」編集部に所属[3][5]。2006年、写真家・Tommyとのコンビで、グラビア「妄撮」の連載を開始。雑誌自体は2年余りで休刊となるが、2008年に連載をまとめた写真集「妄撮 モーサツ」がヒットしシリーズ化する。さらに、スマートフォンアプリや「an・an」(マガジンハウス)の「妄撮男子」[6]、夢眠ねむを被写体とした「アキバ妄撮」(FREECELL特別号、角川グループパブリッシング)など、他社とコラボレートした企画にもプロデューサーとして携わっている。コラボにとどまらず、2013年には「an・an」(マガジンハウス)で「美女の法則」というコラムを講談社社員でありながら半年間連載している。

2012年、「“新しいタイプの女の子”を発掘し、育てるオーディション企画」として、ミスiD(アイドル)を立ち上げる[5][7]。当時はAKB48グループ等による“アイドル戦国時代”の影響で新人グラドルが全国区になる機会に恵まれず[7][5]、東日本大震災が発生した2011年のミスマガジンにおいては最終入賞者が例年よりも1名減の4名に留まった。そうした状況に加え、TwitterやFacebookといったSNSの発達もあり、「雑誌も買わない子たちに届くようなオーディションをやりたい」と企画したのがミスiDである[7][5]

ミスiDでは初代の玉城ティナ(ミスiD2013グランプリ)、2代目の蒼波純(ミスiD2014グランプリ)などを発掘し、特に玉城は女優として主演作を持つまでに成長。2014年10月、『アイドリング!!!』(フジテレビONE・フジテレビ地上波)に出演した際は「アイドル界の目利き」と紹介された[8]。2013年6月に『FRIDAY』副編集長に就任[9]したが、2015年に第一事業局第一戦略部に異動、ミスiDを専任で担当することになった[10]。現在はアーティスト企画部所属。

妄撮シリーズ[編集]

その他[編集]

イベント[編集]

トークライブ「俺の愛する女たち〜本人降臨しまくりスペシャル 」、「愛すべき女・女(めめ)たち」を開催している。

「女子力」は、安野モヨコが「VoCE」2000年10月号掲載の『美人画報スペシャル』[17]で使用したのが最初とされている[18]が、この言葉の誕生に小林が関与している。小林夫妻は安野の広島県への取材旅行に同行していたが、小林の妻の行動に対して、「かわいすぎるぜ!!嫁に欲しい!!どうだ俺の嫁にならないか。もう、完全にこっちが男に変わってしまうほどの女子力です。」と書いている。

脚注・出典[編集]

外部リンク[編集]