米山舞 – Wikipedia

米山 舞(よねやま まい、1988年7月12日 – )は、日本のアニメーター、及びイラストレーター。長野県出身の女性[1][2]。東京デザイナー学院(現:東京ネットウェイブ)卒業。ガイナックス、フリーランスを経て、2019年よりSSS by applibotに所属。

米山舞は1988年7月12日に、日本人で建築士の父親と台湾人の母親の下、長野県に生まれた[3][4]。幼稚園生時代に1年間、小学生時代に2年間ほど台湾に在住していた[3]

建築士である父親の影響を受けて、建築科の高校に入学する[3]。地元に芸術科の高校がないからという理由で選んだが、絵はあまり描かず、専ら計算ばかりする高校生活を送る[3]。『edge』というイラスト集を買い、掲載されていた今石洋之、吉成曜、田中達之、すしおなどのアニメーターのイラストを見たことで衝撃を受け[3]、アニメーター科への進学を決意する。

東京デザイナー学院を卒業後、クロッキーの先生が定期的に開催していたクロッキーの会で、『ブブキ・ブランキ』の監督を務めた小松田大全と出会い、ポートフォリオを見せたところ、ガイナックスへ勧誘[3]され2009年に入社を果たす。動画マンとして『まほろまてぃっく』に携わる[3]。初任給は1万円ほどで、ゲームをブックオフに売りに出したり、具なし素麺を食べるなどして生計を立てていた[1]。動画マンから約1年かけて、『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』では原画マンに昇格した[3]

5年ほど所属したガイナックスを退社し、大塚雅彦と今石洋之、舛本和也の3人が立ち上げたアニメ制作会社トリガーにフリーランスとして身を置く[1]。『ブラック★ロックシューター』(2012)で初めて作画監督[5]、『HILL CLIMB GIRL』(2014)及び『キズナイーバー』(2016)ではキャラクターデザイン[5]、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(2018)ではエンディング演出[5]を担当した。

『キズナイーバー』(2016)の仕事が終わった時点で、徐々にイラストの仕事を増やし始める[1]。2016年に、コヤマシゲトの紹介で初音ミクGTプロジェクト『レーシングミク 2016ver.』のデザインを担当した[6]

2019年よりSSS by applibotに所属[1][7]。同年には初個展『SHE』が開催された[8]

参加作品[編集]

テレビアニメ[編集]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

小説[編集]

  • 『うさぎ強盗には死んでもらう/ 橘ユマ』(2016年:イラスト)
  • 『学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇 / 柚本 悠斗』(2017年:イラスト)
  • 『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと / 石川博品』(2018年:イラスト)
  • 『ダンジョン・スクールデスゲーム / スフレ』(2018年:イラスト)
  • 『ヴェールドマン仮説 / 西尾維新』(2019年:イラスト)

ゲーム[編集]

Web[編集]

その他[編集]

  • 初音ミクGTプロジェクト『レーシングミク 2016ver.』(2016年:イラスト)
  • 専門学校東京クールジャパン『2019年度 学校案内冊子』(2018年:イラスト)[5]
  • RADIOEVA 10周年記念 (2018年:販促イラスト)[5]
  • SANYO 『アイマリンプロジェクト 第5弾』(2018年:キャラクターデザイン・イラスト)[5]

外部リンク[編集]