明治大学ガバナンス研究科 – Wikipedia
明治大学ガバナンス研究科(めいじだいがくガバナンスけんきゅうか、英称:Graduate School of Governance Studies -Public Policy School-)は、明治大学に設置されている研究科以外の教育研究上の基本組織。公共政策大学院。
2004年設立。大学基準協会の認証評価を得ている国内の公共政策系専門職大学院6校のひとつであり(他に、東京大学公共政策大学院、京都大学公共政策大学院、一橋大学国際・公共政策大学院、東北大学公共政策大学院、北海道大学公共政策大学院)、私大では唯一の公共政策大学院である。法学研究科、政治経済学研究科との兼担教員の他、実務家教員も教育研究を行っている。
政治・行政などパブリックセクターにおけるリーダー養成を目的とし、現職市区長・議員、政府・自治体関係者、シンクタンク関連や公共政策を手掛けるビジネスパーソン、NPO・NGO関係者、政治家・公務員志望の学生など、幅広いバックボーンの人材を受け入れている。講義等は主に駿河台キャンパスのアカデミーコモンで行われる[1]。入学試験では、通常の一般選抜の他、官公庁・企業などに在職中の者を対象とした職業人選抜なども行う。他の公共政策大学院と異なり、卒業の必修要件に修士論文は課されない。
市川宏雄名誉教授が作成主幹を務め、例年プレスリリースを主催している、「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI 森記念財団都市戦略研究所)は、世界の主要都市の総合力を詳細に評価・順位付けしたランキングとして、国の政策立案やビジネス界での利用など、世界中で幅広く使用されている。
一般財団法人日本産業協会が創設した「マスター消費生活アドバイザー」資格の指定大学院として認定を受けている。
国際交流[編集]
海外各国政府の若手幹部公務員や国際機関現職公務員などを対象にしたイングリッシュ・トラック(英語コース)を設置。2014年には英語で講義を行う博士課程のグローバルガバナンス研究科を設立。
海外の有力な公共政策大学院との交流が進められており、ENA(フランス国立行政学院)学長の招聘や、ハーバード大学ケネディスクールとの相互訪問などといった交流実績がある。
カリキュラム編成[編集]
【基幹科目群】[編集]
- 政治・行政・政策系
- 経営・経済・財政系
【応用科目群】[編集]
- 政策実務講座
- 学際公共政策講座
【イングリッシュ・トラック】(英語コース)[編集]
- Public Policy(公共政策領域)
- International Development Policy(国際開発政策領域)
- Community Planning and Management(コミュニティ・マネジメントプログラム領域)
主な教官[編集]
国会議員[編集]
自治体首長[編集]
地方議員[編集]
- 小川一成 – 茨城県議会議長
- 白田信夫 – 茨城県議会議長
- 星田弘司 – 茨城県議会議員
- 田村琢実 – 埼玉県議会議長
- 遠藤守 – 東京都議会議員
- 早坂義弘 – 東京都議会議員
- 小山有彦 – 東京都議会議員
- 清水孝治 – 東京都議会議員
- 中田喬士 – 東京都議会議員
- 本橋巧 – 東京都議会議員
- 鈴木えみこ – 東京都議会議員
- 亀岡義尚 – 福島県議会議員
- 菅克己 – 埼玉県議会議員
- 大井岳夫 – 長野県議会議員
- 稲垣昭義 – 三重県議会副議長
- 市川稔 – 東京都中野区議会議長
- 小川智之 – 千葉県千葉市議会議長
- 高柳俊哉 – 埼玉県さいたま市議会副議長
- 石田康博 – 神奈川県川崎市議会議長
- 佐竹百里 – 神奈川県綾瀬市議会副議長
その他[編集]
同窓会組織[編集]
明治大学ガバナンス研究科の同窓会組織として、「明治大学ガバナンスネットワーク」がある。修了生や教員の論稿、シンポジウム記録等を掲載した会報誌を発行する他、定例の政策研究発表会を実施。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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