第9回日本フットボールリーグ – Wikipedia

第9回日本フットボールリーグ
シーズン 2007
優勝 佐川急便SC
昇格 ロッソ熊本
FC岐阜
試合数 306
ゴール数 872 (1試合平均2.85)
得点王 御給匠(30得点)
最多連続勝ち無し記録
33 – 高崎(前期第2節 – 後期第17節)

第9回日本フットボールリーグは2007年3月18日から同12月2日まで行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。優勝は佐川急便SCであった。

参加クラブ[編集]

第9回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうちTDK SC、FC岐阜が前シーズンの全国地域リーグ決勝大会からの昇格クラブである。SC鳥取が組織変更し、ガイナーレ鳥取になった。また、ジェフ・クラブが名称を変更し、佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCが合併した(チーム名称は佐川急便SC)。

※前年度成績=特記なきものは第8回JFL(2006年)の成績である。
  • 色付のチームは2007年シーズン開幕時のJリーグ準加盟チーム

レギュレーション[編集]

リーグ・試合形式[編集]

  • 年間2回総当り、1チーム34試合(全306試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全34節を17節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
  • 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
  • Jリーグ準加盟クラブのJリーグ加盟の成績面の条件は年間順位4位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる(J2のチーム数が所定の数に達するまでの暫定措置として順位条件が緩和された。なお、この時点での予定数は18チーム)。
  • JFLの17位・18位は所属する地域リーグに自動降格し、全国地域リーグ決勝大会の1位・2位はJFLに自動昇格する(この年から自動昇格・降格が起きるようになった)。JFLの16位と全国地域リーグ決勝大会の3位が入れ替え戦を行う。なお、Jリーグに加盟するチームが出た場合、1チームなら16位までが残留、17位が入れ替え戦出場。2チームなら17位までが残留、18位が入れ替え戦出場となる。

天皇杯への出場枠[編集]

前期終了時の上位1チームに第87回天皇杯の出場権が与えられる。

強化費[編集]

各試合において勝利チームに勝利チーム賞8万円を支払う。

年間順位[編集]

順位 クラブ 勝点 得点 失点 備考
1 佐川急便SC[1] 83 26 5 3 81 31 +50
2 ロッソ熊本 69 21 6 7 65 34 +31 翌年からJ2昇格
3 FC岐阜 60 17 9 8 45 31 +14
4 アローズ北陸 59 16 11 7 50 35 +15
5 Honda FC 58 16 10 8 61 42 +19
6 YKK AP 55 16 7 11 60 53 +7
7 横河武蔵野FC 54 16 6 12 50 44 +6
8 栃木SC 52 14 10 10 43 29 +14
9 ジェフリザーブズ 52 14 10 10 50 45 +5
10 流通経済大学 50 15 5 14 58 49 +9
11 ソニー仙台FC 44 13 5 16 46 59 -13
12 佐川印刷SC 43 13 4 17 45 57 -12
13 TDK SC 42 11 9 14 49 47 +2
14 ガイナーレ鳥取 39 10 9 15 42 51 -9
15 三菱水島FC 35 11 2 21 36 53 -17
16 FC刈谷 28 8 4 22 36 59 -23 入れ替え戦ライン
17 FC琉球 27 7 6 21 38 82 -44 自動降格ライン
18 アルテ高崎 7 1 4 29 17 71 -54
  1. ^ 天皇杯出場権獲得

個人記録[編集]

得点ランキング[編集]

個人表彰・ベスト11[編集]

ハットトリック[編集]

Note: 5 1試合5得点 4 1試合4得点 (H) – ホーム (A) – アウェイ

入れ替え[編集]

JFL→J2[編集]

準加盟クラブのJリーグ加盟について12月3日のJリーグ臨時理事会で審議が行われ、2位のロッソ熊本と3位のFC岐阜のJリーグ加盟が正式に承認された。

地域リーグ→JFL[編集]

当初のレギュレーションであれば「JFLの17位・18位と全国地域リーグ決勝大会(地域決勝)の1位・2位が自動入れ換え、JFLの16位と地域決勝3位で入れ替え戦」というレギュレーションだったが、2チームがJリーグに加盟したことに加え、アローズ北陸とYKK APが合併し、次年度より「カターレ富山」としてJFLに参加することとなったことから、レギュレーションが以下のように変更された。

順位 チーム 変更前 変更後
JFL16位 FC刈谷 入れ替え戦(vs地域決勝3位) JFL残留
JFL17位 FC琉球 地域リーグ自動降格 JFL残留
JFL18位 アルテ高崎 地域リーグ自動降格 JFL残留
地域決勝1位 ファジアーノ岡山 JFL自動昇格 JFL自動昇格
地域決勝2位 ニューウェーブ北九州 JFL自動昇格 JFL自動昇格
地域決勝3位 FC Mi-O びわこKusatsu 入れ替え戦(vsJFL16位) JFL自動昇格

これにより、第31回全国地域リーグ決勝大会1位のファジアーノ岡山FC、2位のニューウェーブ北九州、3位のFC Mi-O びわこKusatsuがJFLへ自動昇格した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]