ネヴィル・シュート – Wikipedia

ネヴィル・シュート・ノーウェイ(Nevil Shute Norway 、1899年1月17日 – 1960年1月12日)は、イギリスの小説家、航空技術者である。

ロンドンのイーリングで誕生。第一次世界大戦に従軍後、オックスフォード大学を卒業。航空機メーカーのデ・ハビランド社でエンジニア兼パイロットとして働いた。1924年にヴィッカース社に移り、飛行船R100の開発に関わった。余暇に執筆していた小説は1926年から出版され始めた。1931年に独立、エアスピード社を創設し、経営者となった。また、同年に結婚し、2人の娘をもうけた。1938年に同社を退職し、専業作家となった。第二次世界大戦中には志願して従軍し、パンジャンドラムなどの特殊兵器の開発に携わった。そのかたわらで執筆も続けていた。大戦後オーストラリアに移住。1954年から1958年までの間、ジャガーXK140でレースに参加した。従妹にアイルランド系アメリカ人女優のジェラルディン・フィッツジェラルドがいる。1960年にメルボルンで死去。

作品リスト[編集]

  • Marazan (1926)
  • So Disdained (1928)
  • Lonely Road (1932)
  • Ruined City (1938)
  • 試練: コービット一家に何が起きたのか(What Happened to the Corbetts 米題Ordeal) (1939) 林清俊訳 Kindle 2015年
  • 操縦士(An Old Captivity) (1940) 福島昌夫訳 高山書院 1941年
  • Landfall : A Channel Story (1940)
  • パイド・パイパー – 自由への越境(Pied Piper) (1942)
  • Most Secret (1942)
  • Pastoral (1944)
  • The Chequer Board (1947)
  • No Highway (1948)
  • アリスのような町(A Town Like Alice) (1950) 小積光男訳 日本図書刊行会 2000年
  • Round the Bend (1951)
  • 遥かな国(The Far Country) (1952) 末永時恵訳 新潮社 1956年
  • In the Wet (1953)
  • Slide Rule : Autobiography of an Engineer (1954) 自伝、1938年まで
  • Requiem for a Wren (1955)
  • Beyond the Black Stump (1956)
  • 渚にて(On the Beach) (1957) 19番目の小説作品
  • 失なわれた虹とバラと(The Rainbow and the Rose) (1958) 大門一男訳 講談社 1968年
  • Trustee from the Toolroom (1960)
  • Stephen Morris (1923) 没後出版(1961年)
  • Pilotage (1924) 没後出版(1961年)
  • The Seafarers (1946) Requiem for a Wrenの原型、没後出版(2001年)

参考:映画化された作品

外部リンク[編集]