ペルリーニ – Wikipedia

ペルリーニPerlini, Industrie Macchine Perlini S.p.A. )は、イタリア、エミリア=ロマーニャ州フォルリ=チェゼーナ県ガレアータに本拠を構える主にホウルトラックの製造を行う建設機械メーカー。現在は産業機械系持ち株会社であるカンジャレオニ・グループ(Cangialeoni Group)傘下企業となっている[1]

1957年、ロベルト・ペルリーニ(Roberto Perlini)によって、ヴェローナ県、サン・ボニファーチョでロベルト・ペルリーニ機械建設ワークショップ(Officine Meccaniche Costruzioni Roberto Perlini)として創業する。この数年後には建設車両メーカーにおける主要企業の一社となっている[1]

1960年代初頭に機械部門とダンプ部門を立ち上げ事業を開始しており、1961年に初となるダンパー(dumper)の設計と試作車の製造を行った後、量産車の製造を開始している[1]。また、この頃ペルリーニは中国との関係を構築しており、西側諸国としては初となる中国にホウルトラックを輸出した国となっている[1]。中国はこのホウルトラックを使用した二灘大壩ダム小浪底ダムなどの大型建設計画が開始されている。今日でも2,600台を超えるペルリーニの車両が稼働しており、各種建設現場で使用されている[1]

1970年には通算1,000台を達成[1]。1973年には欧州向けの新工場がヴィチェンツァ県、ガンベッラーラに建設され、日産3台のペースで製造が行われている[1]
1977年にはペルリーニ・インターナショナルを設立。この年、公道走行も可能なホウルトラックであるモデル「131-33」を発表しており、この車両はベストセラーとなっている[1]

1980年代後半からモータースポーツに参戦しており、競技車両ペルリーニ105F「レッド・タイガー」を開発[1]。1990年から1993年までダカール・ラリーに4回連続で出場し、全て優勝するなど輝かしい成績を収めている[2][3]

2016年4月、破産宣言を行い事業停止。2018年にペルリーニは競売に掛けられており、カンジャレオニ・グループ(Cangialeoni Group)が落札したことにより傘下入り[1]。企業名を現在の「Industrie Macchine Perlini」に変更し製造を再開する[1]

ダカール・ラリー[編集]

4年連続で出場し、4回連続で総合優勝を収めている[4]

ダンパー[5][編集]

  • DP 405 WD
  • DP 705 WD
  • DP 905 WD

外部リンク[編集]