しまなみライナー – Wikipedia
しまなみライナーは西瀬戸自動車道(しまなみ海道)を経由する広島県の主要都市と愛媛県今治市を結ぶ高速バスである。尾道市、三原市、因島市(当時)を発着する路線もあったが、既に廃止となり、広島市と福山市を発着する路線が残っている。
1999年のしまなみ海道(西瀬戸自動車道)開通と同時に5路線(今治~広島、福山、尾道、三原、因島)が開設された。
しかし開通初期の渋滞によるダイヤの乱れやマイカーとの競合、さらには今治港~土生港を結ぶ快速船(航路)などでの料金の大幅値下げや今治港~三原港を結ぶ航路をせと観光ボートが開設(2007年に航路廃止)するなど航路との競争で利用が低迷した。その結果、因島線・三原線が1999年に廃止され、尾道線も新幹線乗り継ぎの利用が福山線に流れたことなどから利用者数が減少し2005年に廃止された。現在は新幹線の乗り継ぎ等の需要のある福山線・広島線のみ存続している。
当初、しまなみ海道の未開通部分(大島北IC-大島南IC、生口島北IC-生口島南IC)では一般国道を経由していたが、2006年に生口島道路が完成ししまなみ海道が全通すると一般国道を経由していた区間が海道経由に変更された。これに伴って今治~福山線では約14分、今治~広島線では約9分所要時間短縮された[1]。
- 1999年
- 5月2日 – 広島線・福山線(16往復)・尾道線(10往復)・三原線(8往復)・因島線(4往復)の各路線の運行を開始。
- 8月21日 – 三原線を4往復に減便。
- 9月24日 – 因島線を3往復に減便。
- 11月1日 – 三原線運行終了。
- 11月10日 – 因島線運行終了。
- 2001年 – 尾道線を8往復に減便、日中4往復は生口島内のルートを耕三寺経由に変更。
- 2005年6月20日 – 尾道線運行終了。廃止の代替措置として、因島大橋(大浜PA)で一般路線バス尾道-因島線と当路線との間で乗り継ぎ割引を適用。
- このため、乗り継ぎ割引乗車券を新尾道駅、尾道駅前、今治桟橋、今治駅前及びバス車内で販売している。
- 2006年
- 2013年10月1日 – 広島線において 高坂BSへの停車を廃止[2]。
- 2014年4月26日 – 尾道線が3往復、おのみちバスの運行により復活するが、しまなみライナーの名称は用いられない。
- 2015年5月28日 – 広島線が新白島駅に新規停車[3]。
- 2017年7月19日 – 運行経路の変更により新白島駅、中筋駅を廃止。
運行会社[編集]
広島線[編集]
3社が平日は1往復/日、土日・祝日は2往復/日の運行をそれぞれ担当している。
福山線[編集]
瀬戸内しまなみリーディングが1日6往復、瀬戸内運輸・中国バスがそれぞれ4往復、鞆鉄道が2往復を担当している。
かつて運行されていた尾道線は中国バス・瀬戸内運輸・瀬戸内しまなみリーディング(当時はしまなみバス開発)・本四バス開発、三原線は瀬戸内しまなみリーディングと本四バス開発の2社、因島線は因の島運輸が運行を行っていた。なお三原線は、盛港―忠海港(竹原市)間で大三島フェリーにバスごと載せる形態をとっていた。
運行回数[編集]
広島線[編集]
- 昼行3往復/日(平日)、昼行6往復/日(土・日・祝日)
福山線[編集]
停車停留所[編集]
(停留所 – 停留所)でくくった中での相互乗降はできない。
広島線[編集]
(広島バスセンター – 広島駅新幹線口 – 向東BS – 向島BS – 因島大橋 – 因島重井BS) – 瀬戸田BS – 瀬戸田PA – (大三島BS – 上浦BS – 伯方島BS – 大島BS – 馬島BS – 今治駅前 – 今治桟橋)
- 八幡PAにて休憩。
- 全便予約制で、席は全席指定制である。但し当日空席がある場合に限り予約無しでも乗車可。
福山線[編集]
(福山駅前 – 向東BS – 向島BS – 因島大橋 – 因島重井BS) – 瀬戸田BS – 瀬戸田PA – (大三島BS – 上浦BS – 伯方島BS – 大島BS – 馬島BS -今治駅前 – 今治桟橋)
運行経路[編集]
広島線[編集]
福山線[編集]
車内設備[編集]
広島線[編集]
- ハイデッカー車
- トイレ ※トイレなし車両にて運行する場合あり。
- 4列シート
福山線[編集]
- ハイデッカー車
- 4列シート
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