フック船長 – Wikipedia
フック船長(フックせんちょう、英語: Captain Hook)またはキャプテン・フックは、ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン』の登場人物。 本名はジェームズ・フック。ピーター・パンの宿敵の海賊。容姿は並外れて美しい。冷酷かつ残忍だが上流階級出身で名門校を修了している為、物腰は優雅で気品に満ちている。片手がフックのような義手になっており、付け替え式になっている。黒髪と黒ひげをしている。 スパーキー・アンダーソンはその影響で、Captain Hookというニックネームを持つ。 サイレント映画版[編集] ディズニー版[編集] ディズニー・ヴィランズの一人。 原作では右手がフックだが、本作では左手がフックとなっている。黄色のラインの付いた赤いコートと薄いピンクの服、首元にスカーフ、袖にフリルのついた白いブラウス、葡萄色のズボンと羽根帽子、白く長い靴下、黒い靴を着用している。 武器はレイピアであるが、時折左手のフックを武器として使っている場面もみられる。 一般には「ジェームズ・フック」という本名が知られているが、ディズニー版においては「バーソロミュー」というミドルネームを持つ事が明らかになっている。 『ピーター・パン』[編集] 海賊の船長。かつて左手をピーター・パンに切り落とされてチクタクワニに食べさせられたことがあり、その復讐をしようと企んでいる。そのため本作の時点でもう何か月も海に出ていないらしく、部下たちからは職業柄、そのことで不満を持たれている。短気で気性が荒く、何かと側近のスミーを怒鳴り散らす他、目的を達成するためなら女性の心を利用することも厭わない卑怯な人物。また、海賊生活を否定する歌を歌った部下を銃で狙撃するなど冷酷な面もある。一方で臆病者であり、自分を食べようと追い回してくるチクタクワニをスミーに泣きついて追い返してもらっている。「約束は破らない男」を自負しており、ティンクと「ピーターには指一本、フック一本触れない」と約束した後、時限爆弾をピーターに送りつけ、文字通り指(フック)一本触れずにピーターを殺害しようとする。切り落とされた左手は鉤になっている。この鉤は着脱可能で、鉤の代わりにナイフや栓抜きを装着することもできる。最後にはピーターとの戦闘に負け、自分はか弱いおサカナちゃん(ブエナ・ビスタ版ではタコ。原語ではcodfish(「タラ」の意))だと叫ばされている。 帽子についている羽の色は白に近い紫色。 ひげの形がへの字を逆にしたような形(いわゆるカイゼル髭)をしている。 左手を食べたチクタクワニは目覚まし時計を呑み込ませているため、針の音でその接近が判るが、フックはその音でもトラウマを刺激されて恐慌状態となる。これは、このワニが時間の象徴であり、フックがチクタクワニに追い回されるのは、時間に追われる大人というモチーフとなっており、「大人になりたくない子供」の象徴であるピーター・パンと対極を成している。 ディズニーランド内のフック船長のグリーディングでは、彼の耳元で「チクタク、チクタク」と囁くと慌てて逃げ出すという演出がある。 『ピーター・パン2 ネバーランドの秘密』[編集]
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