イオン津南ショッピングセンターサンバレー – Wikipedia

イオン津南ショッピングセンターサンバレー(イオンつみなみショッピングセンターサンバレー)は、かつて三重県津市高茶屋小森町に所在した、イオンの子会社である津南郊ショッピングセンター株式会社が運営していたショッピングセンター[3]。1978年(昭和53年)に開業し、2016年(平成28年)に閉店した[4]。閉店後、店舗を解体し、周辺の土地を含めて新たにイオンモール津南が2018年11月9日に開業した[6]

サンバレーの愛称があった[4][7]。津市と松阪市を主な商圏とし、2015年(平成27年)時点では約420万人の来店があった[8]

建て替えを予告する看板

1978年(昭和53年)9月15日に津南郊ショッピングセンターが複合商業施設「サンバレー」として開業させた[8]。開業当時、衣料品店や雑貨店など約50店が出店していた[1][7]。水田地帯に突如として現れたこのショッピングセンターは地域のランドマークとなった[7]。2000年(平成12年)にイオンが入店し[8]、専門店がリニューアルされ「イオン津南ショッピングセンター」を正式名称とした[1]。このときのリニューアルで、当時としては斬新だった商店街形式のショッピングモールとなった[7]。2002年(平成14年)には新館を開業し、スポーツ用品店や家電量販店が出店した[1]。2003年(平成15年)時点では約80店舗が入店し、520万人が来店していた[8]。これが来店客数のピークとなった[7]。2008年(平成20年)に開業30周年を契機として、一度正式名称から外された「サンバレー」の名を復活させ、「イオン津南ショッピングセンターサンバレー」に店名を改めた[1]

2011年3月1日には核店舗の名称を「ジャスコ津南店」から「イオン津南店」に変更した。

2015年(平成27年)12月17日に、津南郊ショッピングセンター株式会社とイオンリテール株式会社イオン津南店の連名で2016年(平成28年)春での全館閉店が告知された[2]。閉店理由は、施設の老朽化とそれに伴う客足の減少であるとされる[1]。12月時点では、閉店後について担当者は「買い物難民が出ないようにしたいが未定」と伊勢新聞の取材に答えている[8]。その後、2016年(平成28年)1月5日に中日新聞が閉店日を2月末であると報じ[1]、1月22日に産経新聞がイオンリテールの店長の談話として、「具体化はしていないが、国道23号沿いの好立地の土地を再開発し、新しく生まれ変わり、オープンを目指す。」との記事を掲載した[7]

2016年(平成28年)2月29日、午後6時から閉店セレモニーが1階で行われ、三重大学のアカペラサークルによるコンサートの後、イオン津南店の店長が挨拶し、「蛍の光」が流れる中、午後7時に37年の歴史に幕を下ろした[4]。店舗は2016年(平成28年)5月頃から解体工事が行われ[4]、同年10月現在跡地では整地作業が行われている[9]。同年10月時点でイオンモールが跡地への出店を計画していると中日新聞が報じた[9]。2017年(平成29年)7月18日にイオンモールが出店を決定[10]、2018年(平成30年)11月9日に「イオンモール津南」が開業した[6]

閉店時に営業していた店舗のうち、エディオンは近隣地に移転して営業を続けている[11]

閉店当時の主なテナント[編集]

1階
2階

周辺施設[編集]

出典[編集]