クラフト粘着テープ – Wikipedia
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2011年7月)
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クラフト粘着テープ(クラフトねんちゃくテープ、英: Gummed paper tape)は、基材(支持体)にクラフト紙を使った粘着テープ。クラフトテープ。
ガムテープと呼ばれることも多いが、本来のガムテープは、接着剤に水溶性のガム糊(デンプンまたは、ゼラチン)を使った、使用直前に接着面を濡らして使う粘着テープである(英: Water activated tape)。現在の主なクラフトテープは不溶性の糊を使っている。
基本的に、クラフト紙特有の淡褐色(クラフト色)をしている。漂白クラフト紙を使った白いものや、着色や二重張によりカラフルな色をしたものもある。また、「取扱注意」、「われもの注意」、「天地無用」、「カッター使用注意」、「納品書在中」のように注意書きの文字が入った荷札テープもある。
刃物を使わなくても、手でちぎることができる。
幅は、市販されているものでは2.5~10cmくらいのものがあり、5~6cmのものが代表的である。厚みは0.15mmくらいである。
多くは表面を合成樹脂でラミネート加工しており、表面は滑らかで光沢があり、水や油をはじく。それゆえ、水性インキ・油性インキ・鉛筆のいずれでも書くことができない。また、重ね貼りでは接着力が極端に落ちる。ラミネート加工をしていないラミネートレスもある。このタイプは重ね貼りや表面に字を書くことが可能になっている。
段ボール箱の密封が代表的な用途である。段ボールもクラフト紙でできているため、色合いはほとんど同じである。
紙リサイクルでの注意点[編集]
クラフトテープの基材は紙だが、不溶性糊とプラスチックのラミネートを含むため、紙のリサイクルラインに混ざると品質低下などトラブルの元となる。古紙ダンボールの回収で、テープで止めるべきでないと言われるのはこのためである。すでに貼られているテープも剥がすのが望ましい。
ただし、これはほとんどの粘着テープについて言えることで、クラフトテープが特にリサイクルに適さないと言うわけではない。
ラミネートレスであるならば、ラミネートがないためリサイクルには望ましい。さらに、糊も水溶性の本来の意味でのガムテープならば、まったく問題なくリサイクルに混ぜられる。
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