ステッドラー – Wikipedia
ステッドラー有限合資会社(独: STAEDTLER Mars GmbH & Co. KG)は、ドイツ・ニュルンベルクに本拠を置く、筆記具や製図用品の世界的なメーカーである。
“effect for ecology”をスローガンに、環境先進国のドイツのメーカーとして、早くから環境への取り組みを行っている。環境保全のため、排水の浄化、原料の選別・材料の再利用、排熱の有効活用によるエネルギー保全など、数多くの施策を実施している。近年では、WOPEX鉛筆はもちろん、100年以上の歴史をもつルモグラフ鉛筆をはじめとする、木軸の鉛筆や色鉛筆にも、森林保護認証地の木材を導入している。
- 1662年頃にニュルンベルクでフリードリヒ・シュテットラー(Friedrich Staedtler)が鉛筆を発明した。
- その後、子孫のシュテットラー家は家業として鉛筆を生産・販売していたが、産業革命の波を受け、1835年にヨーハン・ゼバスティアン・シュテットラー (Johann Sebastian Staedtler) によって会社化された。
- 1884年 – ロンドンに事務所を設立。
- 1887年 – パリに事務所を設立し、鉛筆・12硬度、色鉛筆48色の量産を開始。
- 1895年 – 擬人化した三日月をトレードマークとして登録。
- 1898年 – ヨハニス地区に工場を移転。
- 1900年 – マルスを商標として登録に成功。
- 1901年 – ノリスを商標として登録。マルスブルー仕上げの鉛筆を市場に投入。
- 1922年 – ニューヨーク支店設立。
- 1926年 – 大阪に事務所を設立し、日本にこの頃から、ステッドラーが進出。
- 1929年 – ロンドン支店設立。
- 1937年 – 名称を「Mars pencil and fountain pen Factory」に変更。シャープペンシルを取り扱い品群として導入。
- 1949年 – ボールペン製造を開始する。
- 1950年 – ルドルフ・クロイツァー財団設立。
- 1954年 – ルモカラーを商標登録
- 1955年 – 芯ホルダーを製品化。
- 1955年 – 製図デザイン市場に当時、最先端であった物質、プラスチック軸のシャープペンシルを投入を始める。
- 1957年 – 年間鉛筆生産量が1億4400万本になる。
- 1960年 – 年間鉛筆生産量が1000億本突破。
- 1962年 – マルス500製図ペンの発売開始。
- 1965年 – サインペン発売開始。
- 1974年 – 日本法人であるステツドラー日本株式会社設立。
- 1988年 – 本社および工場をドイツ・ニュルンベルグ郊外へ移転。
- 1997年 – ステッドラー財団設立。
- 2002年 – エルゴソフトシリーズを発売。
- 2003年 – トリプラスシリーズを発売。
- 2009年 – WOPEX鉛筆を発表。
- 2011年 – WOPEX鉛筆において、225.2メートルという世界最長の鉛筆の製作に成功し、ギネス世界記録に認定される。
- 2013年 – 高級筆記具シリーズの「ステッドラープレミアム」 発表。
- 2019年 – マルスルモグラフ高級鉛筆が全24硬度となる[1]。
主な製品[編集]
鉛筆[編集]
- 100 マルス ルモグラフ 製図用高級鉛筆
- 製図・ファインアート・デザインなどのプロフェッショナルユーザーから厚い信頼を受けている鉛筆。グラファイト芯。
- 全24硬度(12B、11B、10B、9B、8B、7B、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H、10H)
- 100B マルス ルモグラフ ブラック 描画用高級鉛筆
- カーボン鉛筆であるマルス ルモグラフ ブラックは、木炭のように光沢のない濃い黒で描画することができる。
- 全6硬度(8B、7B、6B、4B、2B、HB)
- 108 オムニクローム 色鉛筆
- 110 トラディション 一般用鉛筆
- 118 ノリスクラブ トリプラス鉛筆
- 119 ノリスクラブ トリプラス ジャンボ鉛筆 書き方鉛筆
- 120 ノリス 一般用鉛筆
- 150 マルス エルゴソフト鉛筆
- 151 マルス エルゴソフト鉛筆(太軸)
- 152 ノリス エルゴソフト鉛筆
- 153 ノリス エルゴソフト 書き方鉛筆
- 180 ウォペックス 環境配慮型鉛筆
シャープペンシル[編集]
- 771
- 1.3 mmの太芯のシャープペンシル。マークシートなどの記入に最適。
- 774 25
- トリプラスシリーズのシャープペンシル。人間工学に基づいており、三角軸で持ちやすく、書きやすい。
- 777 05
- 軽量ボディと大きめの消しゴムが特徴。
- 925 シリーズ
- 製図用のシャープペンシルシリーズ。 925 85モデルは2005年度、グッドデザイン賞を受賞している。
- 925-15
- ボディにABS素材を使用し、軽量かつ、にぎりやすい、ラバーグリップが特徴。
- 925-25
- シルバーシリーズ。アルミ製でロングスリーブと低重心で安定感のある設計。
- 925-35
- 925-25の色違いモデル。
- 925-75
- ABS素材を使用し、軽量モデル。
- 925-55(廃盤)
- 925-65のシルバーモデル
- 925-65(廃盤)
- ロングスリーブや、硬度表示など、製図用シャープペンシルの良い部分を踏襲したカラフルな6色シリーズ。
色鉛筆[編集]
- カラト アクェレル水彩色鉛筆
- 1製品で2通りの表現を楽しむことのできる色鉛筆。色鉛筆としての持ち味はもちろん、非常に水溶けのよい柔らかい特殊顔料を使用している。耐候性に優れた、全60色の展開。
- ノリスクラブ色鉛筆
- ヨーロッパの安全基準(EN71)に基づいて作られた、安全性の高い色鉛筆。ABS加工で芯が折れにくく、子供の使用に最適。
- 色鉛筆
- 水彩色鉛筆
- 消せる色鉛筆
- あすのてんき
- の4種類のラインナップ
- エルゴソフト色鉛筆
- 滑らず手によくフィットするステッドラー独自のソフト表面加工と、人間工学に基づいく三角形状のボディが特徴。
- 色鉛筆
- 水彩色鉛筆
- の2種類のラインナップ
- buddy色鉛筆[2]
- 子供が初めて持つのに最適な色鉛筆。太軸で持ちやすく、芯が折れにくい。1本で、色鉛筆・水彩色鉛筆・クレヨンの3通りの使い方ができる。全18色。
- 146油性色鉛筆
- デザインジャーニーシリーズの色鉛筆。柔らかく、しっかりと描けて、鮮やかな発色が特徴。
トリプラス カラーペン[編集]
人間工学に基づいた、三角軸のカラーペンシリーズ。2 – 3日キャップを閉めなくても乾かないドライセーフインクなど、機能性も高い。
- 323 トリプラス カラーペン
- 芯径 1.0 mmのカラーペン 全48色。
- 334 トリプラス ファインライナー
- 芯径 0.3 mmのカラーペン 全60色。
- 331 トリプラス パーマネント
- 芯径0.3 mmの油性カラーペン 全10色。
- 362/362 C トリプラス テキストサーファー
- 芯径1 – 4 mmの柔らかいペン先の蛍光ペン 全14色。
ピグメントライナー[編集]
- ブラック
- 濃く、はっきりとした線が描ける水性顔料系インクを使用。耐久性、耐光性に優れ、乾いた後であれば、水彩色鉛筆などと併用でき、スケッチなどに適する。ペン先は、衝撃や摩耗に強い。
- 12線種(0.05 mm、0.1 mm、0.2 mm、0.3 mm、0.4 mm、0.5 mm、0.6 mm、0.7 mm、0.8 mm、1.0 mm、1.2 mm、斧型 0.3 – 2.0 mm)
- カラータイプ
-
- 2線種(0.3 mm、0.5 mm)
- 全6色(レッド、ブルー、オレンジ、グリーン、パープル、ブラウン)
ルモカラー[編集]
- ルモカラー油性ペン
- 優れた定着性と耐光性で、ガラス・陶器・OHPフィルムなど様々なモノに書くことができる。ドライセーフインクで、2日間キャップを閉めなくても乾かない。
- ルモカラースペシャル
- 耐水性・耐光性・速乾性に優れている。ボディおよび、キャップも耐用年数が長く、環境にやさしい。
- ルモカラー水性タイプもあり。
ボールペン[編集]
- アバンギャルド
- 振り子式の多機能ペン。機能は油性ボールペンの黒・赤・青、シャープペンシルの0.5 mmの4つ。
- アバンギャルド ライト
- 振り子式の多機能ペンで、アバンギャルドの廉価版。昨日は油性ボールペンの黒・赤、シャープペンシルの0.5 mmの3つ。
- 437(トリプラス ボール)
- ボール径0.7 mmの単色ボールペン。インク色はレッド、ブルー、グリーン、ブラックの4色。
- 425 25
- 2021年2月に発売された油性ボールペン。
- コンクリートボールペン
- 軸がコンクリートでできた油性ボールペン。軸は六角形。
- TRX
- 三角軸のボールペン。表面には特殊なアルマイト加工がされている。
その他、
等がある。
-
多機能ペンシル アバンギャルド
-
シャープペンシル 925 85-03
-
シャープペンシル 925 35-05
-
シャープペンシル 925-07。
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