釈迦如来 – Wikipedia
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仏教史における釈迦如来[編集]
上座部仏教[編集]
上座部仏教では、理仏ではない、歴史上に実在した釈迦、生身如来を指す。
大乗仏教[編集]
大乗仏教では、三身説に説くように、理仏である法身仏が現世の人々の前に現れて教えを説いた姿、応身仏、あるいは報身仏であるとされている。
伝承による釈迦如来の過去世[編集]
- スメーダ(『ブッダワンサ(仏種生経)』『ジャータカ』)
- 燃燈仏のもとで修行していた行者。燃燈仏から、未来に仏陀になると予言される。
- 浄幢菩薩(『ラリタヴィスタラ(方広大荘厳経)』)
- スメーダが輪廻転生を繰り返し、兜率天に生まれた姿。釈迦の前世。
- 長邦(『観世音菩薩往生浄土本縁経』)
- バラモン僧。早離(そうり)、速離(そくり)という子がおり、それぞれ観音菩薩、勢至菩薩となる。
仏像としての釈迦如来[編集]
釈迦涅槃像については「涅槃仏」を参照
釈迦如来は、インド以来、広く仏教の流布した地域で造像されるようになった。その中心は、実在の釈迦の伝記としての仏伝を絵解き風に造形化したもの、あるいは、その一場面を単独で造像したものなどであった。
日本では、誕生像、苦行像、降魔像、説法像、涅槃像などとして造像が行なわれた。なかでも説法像が一番一般的な造形であり、説法印などによって、釈迦が法を説く姿を表現している。
作例としては、奈良の法隆寺金堂、京都の蟹満寺の銅像、奈良の室生寺金堂、京都の大報恩寺の木像などが著名となっている。また、京都清凉寺の瑞像を模した清凉寺式釈迦如来も広範に流布している形式である。
釈迦三尊として祭壇に置かれる場合が多く、脇侍は文殊菩薩と普賢菩薩が多い。法華宗・日蓮宗では三宝尊(一塔両尊)の形式がとられることが多い。これは中心が題目の書かれた多宝塔(宝塔)で両脇に釈迦如来と多宝如来が祭祀者から見て左右に並び、その下に僧としての日蓮像がある。
主な釈迦如来像[編集]
- 国宝
- 重要文化財・その他
舎利信仰[編集]
日本では、タイ、あるいはスリランカ政府より公式贈呈された遺骨が浅草寺、道成寺、覚王山日泰寺、釈迦山大菩提寺に祀られている。
フィクションにおける釈迦如来[編集]
釈迦如来にちなむ事物[編集]
- 釈迦牟尼(にくるべ)という苗字がある。
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
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