シネプレックス (日本の企業) – Wikipedia

シネプレックス株式会社(シネプレックス、Cineplex inc.)とは、シネマコンプレックスの「シネプレックス」や単館系映画を上映するミニシアター「ガーデンシネマ」を運営していた会社である。角川書店の子会社であったが、2013年3月29日、ユナイテッド・シネマの親会社であるユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングスに譲渡され[1]、同年6月1日にユナイテッド・シネマ株式会社に合併し消滅した[2][3]

会社概要[編集]

  • 1996年、映画興行、制作、商品化権管理を目的とした「日本ヘラルド映画株式会社」の子会社「ヘラルド・エンタープライズ株式会社」として設立。2007年3月1日、親会社の商号が「角川映画」となり「ヘラルド」が無くなったのと合わせて商号を「角川シネプレックス」に変更。2013年3月29日、ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングスに譲渡されたことにより、社名から「角川」が無くなり、消滅時の社名となる。

会社沿革[編集]

  • 1977年 – 映画興行、制作、商品化権管理を目的として東京都港区新橋に創業。
  • 1993年 – 本社を中央区銀座に移転。
  • 1994年 – 「恵比寿ガーデンシネマ1・2」を恵比寿ガーデンプレイス内にオープン。
  • 1996年12月 – 法人設立[1]
  • 1997年 – ヘラルド・エンタープライズ株式会社が興行事業を開始。「梅田ガーデンシネマ1・2」を梅田スカイビル内にオープン。
  • 1999年 – シネマコンプレックス1号店として「シネプレックス平塚」をオープン。
  • 2000年 – 北日本ヘラルド興業株式会社[4]を吸収合併。「シネプレックスつくば」、「シネプレックス小倉」の計2店舗をオープン。
  • 2002年 – 「シネプレックス幕張」、「シネプレックス旭川」の計2店舗をオープン。
  • 2004年 – 「シネプレックスわかば」、「シネプレックス熊本」2店舗をオープン。
  • 2005年 – 本社を千代田区平河町に移転。角川グループホールディングスの傘下に入る。
  • 2006年 – 「シネプレックス幸手」、「シネプレックス水戸」、「シネプレックス枚方」、「新宿ガーデンシネマ」の計4店舗をオープン。
  • 2007年 – 社名を「角川シネプレックス株式会社」に変更。「シネプレックス岡崎」をオープン。
  • 2008年 – 「新宿ガーデンシネマ」の名称を「角川シネマ新宿」に変更。
  • 2011年1月 – 角川映画が角川書店に吸収合併されるのに伴い、角川書店の子会社となる。「恵比寿ガーデンシネマ1・2」閉館。
  • 2011年2月 – シネカノン有楽町1丁目跡に「角川シネマ有楽町」を開館。
  • 2013年3月29日 – ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングスに譲渡し、社名を「シネプレックス株式会社」に変更。「角川シネマ新宿」、「角川シネマ有楽町」のみ角川書店の直営として残る。
  • 2013年6月1日 – ユナイテッド・シネマ株式会社と合併し消滅。

現存する「シネプレックス」についてはユナイテッド・シネマを参照のこと。

閉館した映画館[編集]

譲渡した映画館[編集]

角川シネマ有楽町がある読売会館

以下の2館は、角川シネプレックスがユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス傘下となった際に、角川書店直営となった。

  • EJアニメシアター(東京都新宿区、新宿文化ビル内)<1スクリーン、300席>

旧「新宿文化シネマ」の跡地に2006年12月9日「新宿ガーデンシネマ」としてオープン。2008年6月14日に「角川シネマ新宿」に改称。
2018年7月、アニメ専門シアターへとリニューアルすると同時に現館名に改称。スクリーン2を廃止し、1スクリーン化。

  • 角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町、読売会館内)<1スクリーン、257席>

旧「シネカノン有楽町1丁目」の跡地に2011年2月19日オープン。全席指定・各回入替制を導入している。

関連会社[編集]

外部リンク[編集]