岩田智輝 – Wikipedia
岩田 智輝(いわた ともき、1997年4月7日 – )は、大分県宇佐市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・横浜F・マリノス所属。元日本代表。登録ポジションはディフェンダー。マネジメント会社はジェブエンターテイメント[3]。
プロ入り前[編集]
兄の影響で3歳の時にサッカーを始め[4]、四日市南SSCを経て大分トリニータU-15宇佐、U-18でプレー。U-18では1年次はセンターバック、2年次はサイドとフォワード、3年次はボランチと、U-15時代も含めGK以外のすべてのポジションでプレーを経験した[5]。2015年にはトップチームに2種登録選手として選手登録された[6]。同年はリーグ戦は出場機会は無かったが、10月14日の天皇杯3回戦・横浜FM戦にて先発出場で公式戦デビューを果たした。
大分トリニータ[編集]
2016年より吉平翼、江頭一輝と共にトップチームに昇格。大分U-15宇佐出身者としては初のトップチーム昇格者となった[6]。開幕節・長野戦でスタメンに抜擢されると、U-19日本代表選出による離脱はありながらも右サイドバックとして23試合に先発出場。最終節・鳥取戦では2-1のスコアから追加点となるプロ初得点を決め、大分のJ3優勝・J2復帰に貢献した。
J2にプレーカテゴリを上げた2017年は、開幕戦で先発出場を果たしその後も断続的に出場機会を得ていたが、第10節・京都戦で前半終了時点でピッチを退いて以降はリーグ戦での先発は無く、12試合の出場に留まった。
2018年は天皇杯2回戦・山口戦で公式戦2年ぶりの得点をマークしたものの、リーグ前半戦は途中交代による2試合の出場に留まっていた。J2第25節・愛媛戦に3バックの一角として先発出場を果たすと、以後全試合に先発出場。積極的な攻撃参加でJ2最多得点を記録した大分の攻撃陣を支え[7]、J1昇格に貢献した。
J1でのプレーとなった2019年は開幕戦から先発出場を続けると、第7節・仙台戦にて自身J1初、リーグ戦では3シーズン振りのゴールを記録[8]。第12節・清水戦では0-1の状況から同点となるゴールを決めたが、これがチームのJ1通算300ゴールとなった[9]。その後は後述の代表選出や負傷[10]などで度々離脱したがシーズンを通してスタメン出場を続け、自己最多の4得点をマークした。
横浜F・マリノス[編集]
2021年、横浜F・マリノスに完全移籍で加入[11]。3月3日、ルヴァンカップ第1節のベガルタ仙台戦では本職ではないボランチで起用されて新開拓を試みた[12]。
日本代表[編集]
2013年に初めて年代別代表に選出された[13]。2016年にはAFC U-19選手権(バーレーン大会)に出場。大会制覇を果たしたチームにおいて、グループステージ第1節と準決勝の2試合に先発出場した[14]。
2017年にM-150カップに出場して以降は代表メンバーから遠ざかっていたが、2019年5月、コパ・アメリカ(ブラジル大会)に臨む東京五輪世代中心で構成された[15]日本代表(A代表)に選出された[16]。6月21日、コパ・アメリカ第2戦のウルグアイ戦にスタメンで出場し、代表デビューを果たした[17]。同年8月、U-22日本代表に初選出された[18]。
人物・エピソード[編集]
- 2019年8月10日のJ1第22節・大分トリニータ対ヴィッセル神戸戦にて、岩田からボールを奪おうとしたアンドレス・イニエスタのキックを受け転倒した事がきっかけで小競り合いとなり、あわや一触即発となるシーンがあった。温厚な性格と評される[19]イニエスタが激高したことが注目され、スペイン・マルカ紙で紹介されるなど一部で話題となった[20]。岩田はこのシーンを振り返り、「当たった瞬間は誰か分かんなかったんですけど、『えっ、はっ?』と思ったらイニエスタ選手でした。でも、そこでやめてもなと思って」とコメントしている[21]。直後に握手を交わし事は収まったが、翌2020年2月14日のJリーグキックオフカンファレンスでイニエスタと再会した際に岩田から改めて謝罪を行った[22]。
- 2020年5月25日付で一般女性と入籍した[23]。
所属クラブ[編集]
個人成績[編集]
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2015 | 大分 | 29 | J2 | 0 | 0 | – | 1 | 0 | 1 | 0 | |
2016 | J3 | 23 | 1 | – | 1 | 0 | 24 | 1 | |||
2017 | J2 | 12 | 0 | – | 0 | 0 | 12 | 0 | |||
2018 | 20 | 0 | – | 1 | 1 | 21 | 1 | ||||
2019 | J1 | 27 | 4 | 3 | 0 | 1 | 0 | 31 | 4 | ||
2020 | 30 | 2 | 1 | 0 | – | 31 | 2 | ||||
2021 | 横浜FM | 24 | 34 | 0 | 7 | 1 | 1 | 0 | 42 | 1 | |
2022 | |||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 91 | 6 | 11 | 1 | 2 | 0 | 104 | 7 | |
日本 | J2 | 32 | 0 | – | 2 | 1 | 34 | 1 | |||
日本 | J3 | 23 | 1 | – | 1 | 0 | 24 | 1 | |||
総通算 | 146 | 7 | 11 | 1 | 5 | 1 | 162 | 9 |
※2015年は2種登録選手として出場
- その他公式戦
- 2016年
- 大分県サッカー選手権大会(天皇杯大分県予選) 1試合0得点
- 出場歴
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- 大分トリニータU-18
- 大分トリニータ
代表[編集]
- U-19日本代表
- U-16日本代表
- モンテギュー国際大会(2013年)
- U-18日本代表
- U-19日本代表
- バーレーン U-19カップ(2016年)
- フランス・UAE遠征(2016年)
- AFC U-19選手権(2016年)
- U-20日本代表
- M-150カップ(2017年)
- U-22日本代表
- 日本代表
試合数[編集]
- 国際Aマッチ 2試合 0得点(2019年)
出場[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
日本代表 – 出場大会 |
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