福岡市立こども病院 – Wikipedia

before-content-x4

福岡市立こども病院は、福岡県福岡市東区香椎照葉五丁目にある病院。

神戸市以西で唯一の小児専門の高度医療機関である[1]

周産期センター(56床)とICU・小児一般病棟(117床)で構成される。

1980年(昭和55年)に福岡市立こども病院・感染症センターとして福岡市中央区唐人町に開院した。

2002年12月に福岡市病院事業運営審議会が福岡市長に提出した答申では、こども病院・感染症センターは建物の老朽化・狭隘化が進んでおり、同じく市立の福岡市民病院とともに小規模でスケールメリットが発揮しづらい事から、両病院を統合し一体的に整備することを求めた[2]。これを受けた福岡市は、アイランドシティを建設候補地として市立病院を統合する方針を2003年9月に決定し、2005年12月に「新病院基本構想」を発表した[3]

2006年の市長選挙で「こども病院のアイランドシティへの移転を見直す」と公約に掲げていた新人の吉田宏が当選した。吉田市長は2007年1月にアイランドシティ事業検証・検討チームを設置し、市立病院の統合・移転事業についても検証・検討させた[4]。2007年12月に発表された検証・検討報告書では、市立病院は小児・周産期医療と感染症医療に特化すべきで、整備場所はアイランドシティが適しているとした[5]

その後、2010年の市長選挙でもこども病院の移転事業が争点となったが、同選挙で吉田を破り新人の高島宗一郎が当選・市長就任したのちの2014年(平成26年)11月1日に唐人町から現在地に移転した。

年表[編集]

  • 1976年(昭和51年)2月 – 福岡市病院事業運営審議会の答申により開院が決定。
  • 1978年(昭和53年)3月 – 着工。
  • 1980年(昭和55年)8月 – 竣工。
  • 1980年(昭和55年)9月1日 – 「福岡市立こども病院・感染症センター」が開院。
  • 2010年(平成22年)4月1日 – 地方独立行政法人福岡市立病院機構に運営移管。
    • 地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市立こども病院・感染症センター」に改称。
    • 院長の福重淳一郎が法人の理事長に就任。
  • 2012年(平成24年)12月 – 新病棟の建設が開始。
  • 2014年(平成26年)
    • 4月1日 – 「地方独立行政法人 福岡市立病院機構」の理事長に竹中賢治(福岡市民病院院長)が就任。
    • 8月 – 現在地に新病棟が完成。
    • 11月1日 – 移転を完了し、「福岡市立こども病院」として開院[1]
    • 11月5日 – 診療を開始。
  • 2015年(平成27年)5月1日 – 敷地内の患児家族滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか」が利用開始)[6]
内科系
外科系

敷地面積35,000m²、延べ床面積28,411.33m²。6階建てで、ヘリポートを有する。敷地内には450台収容可能な駐車場がある。

  • 6階(屋上)– ヘリポート
  • 5階 – 東病棟・西病棟
  • 4階 – 東病棟・西病棟・屋上庭園
  • 3階 – 手術部(手術室・血管造影室)、集中治療センター(小児集中治療室・重症治療室)、周産期センター(産科病棟・新生児集中治療室・新生児回復治療室)
  • 2階 – 管理部門(中央事務室・福岡市立病院機構本部事務局)、講堂(てりはホール)、福岡市立照葉小中学校(院内学級)、外来受付
  • 1階 – 総合案内・総合受付、外来受付、検査受付、薬局・院外処方箋、売店、レストラン

交通機関[編集]

バス
自家用車

旧病棟(福岡市中央区唐人町)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

after-content-x4


after-content-x4