エミレーツ・スタジアム – Wikipedia
エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium,またはアーセナル・スタジアム)は、イギリスのロンドン北部、イズリントン区にあるスタジアム。2006年7月22日に開業したアーセナルFCのホームスタジアムである。
アーセナルの以前のホームスタジアム、ハイベリーからわずか0.5マイル(約800m)足らずの距離に位置し[3]、最寄り駅も地下鉄ピカデリー線・アーセナル駅のまま変わっていない。なお、UEFA主催試合の場合は公式スポンサー以外での広告露出が禁止されているため、アーセナル・スタジアムと呼ばれる。
エピソード[編集]
- UAEのエミレーツ航空がネーミングライツを買い取ったことにより、エミレーツ・スタジアムと命名された。
- ポルトガルのエスタディオ・ダ・ルスにスタジアムの形状が似ていると言われるが、同じ会社が設計している。
- 建設にはアーセン・ベンゲル監督(当時)の意見も採用され、ピッチの縦横幅がハイベリーより大きくなり、縦が約5メートル、横が約1.3メートル広くなった。
- スタジアム建設には紆余曲折あり、初期の計画では2005年夏の完成予定だった。
- スタジアム周辺は再開発が進められ、アパートや商業ビルが建設された。
- こけら落しはアーセナルのレジェンドデニス・ベルカンプの引退試合として、2006年7月22日に彼がかつて所属したアヤックス・アムステルダムとの試合が行われた。
- スタジアムでは2010年2月からSCEの携帯ゲーム機PSPを利用し、観客に映像を提供するサービスを開始した。[4]
- スタジアム内では自撮り棒の持ち込み・使用が一切禁止されている。
1999年
2002年
- 7月に2人の市民が建設に反対し、高等裁判所に上告。
2003年
- 4月にスタジアム完成予定が2005年8月から約1年遅れると発表。
2004年
- 5月に当時の国務長官が「商業的に怠慢だった地域に新スタジアムが活性化をもたらす」と発言。
- 10月、スタジアム名がエミレーツ・スタジアムとなり、エミレーツ航空と15年で推定200億円(当時のレート)のスポンサー契約を発表。
2005年
- 8月、スタジアム完成まで残り1年となり、ベンゲル監督ら関係者を招いてイベントを開催。
2006年
- 7月18日にオフィシャルショップ「The Armoury(兵器庫)」が新スタジアム内にオープン。
- 7月20日にメンバーズディを開催(ファンに練習を公開)。
- 7月22日正式にオープン。オープニングゲーム(こけら落とし)はデニス・ベルカンプの引退試合の開催。
- 8月19日に初の公式戦。プレミアリーグ開幕戦アストン・ヴィラFC戦が行われた。また観客数は60,023人で、当時のアーセナル主催試合での最多入場者数を記録。
- 8月23日に初の欧州戦。UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦NKディナモ・ザグレブ戦が開催。
- 9月3日に初の代表戦。国際親善試合アルゼンチン代表対ブラジル代表戦が開催。
- 9月23日、シェフィールド・ユナイテッドFC戦でアーセナルがエミレーツ・スタジアムでのリーグ戦初勝利。
- 9月26日にUEFAチャンピオンズリーグの本選を初開催。対戦相手はFCポルト。
- 11月12日に新スタジアムで初のビッグ4(マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーとアーセナル)勢との試合、リヴァプール戦が行われた。また入場者数が60,110人で新記録。
エミレーツ・スタジアムでの代表戦[編集]
アクセス[編集]
- チューブ(地下鉄)
ピカデリー線アーセナル駅が一番近い駅(ハイベリー時代と同じ駅)。試合後は混雑する。他にもスタジアムまで徒歩圏内の駅がある。チューブが主な交通手段であるため、チューブのストライキ(ボクシング・デーなどに決行されることが多い)が行われると試合が延期になることがある。
主なバス停はホロウェイロード、ナッグズヘッド、セブンシスターズロード、ブラックストックロード、ハイベリーコーナー。全てのバス停にはスタジアムから徒歩5-10分。これらのバスで北ロンドンやロンドン中心部へ行く事ができる。
スタジアム周辺には駐車場がほとんどなく、クラブではサポーターに自家用車での来場を控えるようアドバイスをしている。居住者許可証を持たないドライバーが路上に違法駐車した場合は、どのような車でもレッカー車によって強制的に移動させられる。
入場者数[編集]
平均入場者数[編集]
エミレーツ・スタジアム:
- 2007-2008: 59,718 (プレミアリーグ)
- 2006-2007: 60,046 (プレミアリーグ)
ハイベリー:
最多入場者数[編集]
2009年までの最大観客数は60,161人で、2007年11月3日のマンチェスター・ユナイテッドとの試合であった(2対2の引き分け)。
外部リンク[編集]
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