須磨海浜公園駅 – Wikipedia

須磨海浜公園駅(すまかいひんこうえんえき)は、兵庫県神戸市須磨区松風町五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である[1]。駅番号はJR-A67。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

当駅は請願駅ではなく、JR西日本が建設費を全額負担して建設された駅である。駅設置計画当初は2007年(平成19年)3月18日に、さくら夙川駅との同時開業を予定していたが、建設工事が遅れたことなどから、開業は2008年(平成20年)3月15日に延期となった。

年表[編集]

普通電車のみの停車でホームは電車線のみに設置されている、島式1面2線の8両編成対応ホームである。列車線にはホームが設置されておらず、分岐器や絶対信号機も持たないため、停留所に分類される。渡り線が須磨寄りにあるが、これは神戸貨物ターミナル駅の設備である。また、JR西日本交通サービスによる業務委託駅であり、みどりの券売機プラスが設置されている。

のりば[編集]

  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

接近メロディ[編集]

2008年3月15日の開業時から2014年7月15日までは「かもめの水兵さん」をアレンジしたものが接近メロディとして導入されていたが、7月16日からJR神戸線標準メロディの「さざなみ」の音質見直し版に変更された[6]。なお、2015年3月12日からは当駅で使われている音質見直し版を、JR神戸線内の各駅ならびに山陽本線姫路駅 – 相生駅間各駅および上郡駅・赤穂線播州赤穂駅に拡大した。

日中時間帯は1時間に8本が停車する。朝ラッシュ時は本数が多くなる。

以下に、発車する運転系統・停車駅・本数(日中)の一覧を示す。

発車する運転系統・停車駅・本数(日中)の一覧
本数 路線(西方向) 系統・種別 路線(東方向) 本数 備考
4本/時 加古川・西明石-・・・-垂水-塩屋-須磨-須磨海浜公園 普通 須磨海浜公園-鷹取-新長田-兵庫-神戸-・・・-高槻・四条畷 8本/時
4本/時 須磨-須磨海浜公園

利用状況[編集]

「兵庫県統計書[7]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は6,588人である。

開業以降の1日平均乗車人員は下表の通りである。なお、近年増加傾向にある。

年度別1日平均乗車人員[7][8]
年度 1日平均乗車人員
総数 定期
2008年(平成20年) 4,437 1,969
2009年(平成21年) 5,117 2,515
2010年(平成22年) 5,418 2,805
2011年(平成23年) 5,712 3,011
2012年(平成24年) 5,770 3,003
2013年(平成25年) 5,986 3,143
2014年(平成26年) 6,221 3,281
2015年(平成27年) 6,382 3,411
2016年(平成28年) 6,529 3,531
2017年(平成29年) 6,669 3,679
2018年(平成30年) 6,580 3,706
2019年(令和元年) 6,588 3,754

当駅開業に合わせ、周辺地域にマンションが相次いで建設されている。駅前には、フィットネスクラブ・コンビニなどが入店する商業ビルや医療施設・高齢者向け賃貸住宅が建設された。当駅東側にある旧国鉄官舎(JR西日本松風社宅)跡地に、東半分はマックスバリュ須磨海浜公園駅前店が開業(ジェイアール西日本不動産開発の設置する須磨松風商業施設の核テナントの扱い)、西半分にはJR西日本が分譲マンション(ジェイグラン須磨海浜公園)を竣工させた[9]

当駅と名称の類似した山陽電気鉄道本線の須磨浦公園駅が当駅から西へ3kmほど離れた位置にある。なお、月見山駅および須磨寺駅は当駅から北方向の至近にある。

バス路線[編集]

すべて神戸市交通局(神戸市営バス)の路線。

松風町

  • 10・20系統:須磨水族園行

須磨区民センター

  • 10・20系統:須磨水族園行
  • 75系統:JR鷹取駅行、須磨区役所前経由妙法寺駅前行

ゲームソフト『電車でGO!3通勤編』では、当駅が開業する前に発売されたため収録されていない。

西日本旅客鉄道
A JR神戸線(山陽本線)
新快速・快速
通過
普通(JR東西線・学研都市線内で区間快速となる列車を含む)
鷹取駅 (JR-A66) – 須磨海浜公園駅 (JR-A67) – 須磨駅 (JR-A68)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]