マンハッタン・ジャズ・クインテット – Wikipedia
マンハッタン・ジャズ・クインテット(Manhattan Jazz Quintet)は、アメリカ合衆国のジャズ・バンド。デヴィッド・マシューズ(ピアノ)を中心に結成され、1984年にデビュー。元々は『スイングジャーナル』誌とキングレコードの発案によるプロジェクトで、その後も日本向けの活動を中心としている。
1984年、デビュー作『マンハッタン・ジャズ・クインテット』発表。日本で大ヒットし、現在までに累計20万枚を売り上げた。当時のメンバーはデヴィッド・マシューズ(ピアノ)、ルー・ソロフ(トランペット)、ジョージ・ヤング(テナー・サックス)、チャーネット・モフェット(ベース)、スティーヴ・ガッド(ドラム)。
3作目『マイ・ファニー・バレンタイン』(1986年)より、ベーシストがエディ・ゴメス(元ビル・エヴァンス・トリオ)に交替。この頃、日本映画『ベッドタイムアイズ』の音楽を担当した。
1988年にはエディとスティーヴが脱退し、チック・コリアのリズム隊を務めていたジョン・パティトゥッチ(ベース)とデイヴ・ウェックル(ドラム)が加入。しかし、翌年にはジョンとデイヴがチック・コリアとの活動で多忙になったため脱退し、初代ベーシストのチャーネット・モフェットが復帰。ドラマーの方はスティーヴ・ガッドの復帰、ピーター・アースキンの一時的な参加を経てビクター・ルイスが加入。1980年代末期にはキングレコードを離れる。
1998年には、日野皓正との共演盤『ラウンド・ミッドナイト』を発表。
2003年、テナー・サックス奏者がジョージ・ヤングからアンディ・スニッツァーに交替。
日本向けに結成されただけに、何度も来日しており、『ライブ・アット・ピット・イン』『マイ・フェイバリット・シングス』は東京公演を、『テイク・ファイヴ』は大阪公演を収録したライブ・アルバム。
なおバンドの略称はモダン・ジャズ・カルテットと同じMJQで、マンハッタン・ジャズ・クインテットの人気が高い日本では混乱を招いたこともある(他国ではMJQといえばモダン・ジャズ・カルテットを指すことがほとんど)。
ディスコグラフィ[編集]
1980年代
- マンハッタン・ジャズ・クインテット – Manhattan Jazz Quintet(1984年)
- 枯葉 – Autumn Leaves(1985年)
- マイ・ファニー・バレンタイン – My Funny Valentine(1986年)
- ライブ・アット・ピット・イン – Live At Pit Inn(1986年)
- ザ・サイドワインダー – The Sidewinder(1986年)
- マイ・フェイバリット・シングス – My Favorite Things: Live In Tokyo(1987年)
- プレイズ・ブルーノート – Plays Blue Note(1988年)
- キャラバン – Caravan(1988年)
- フェイス・トゥ・フェイス – Face to Face(1988年)
- ベスト – The Best of Manhattan Jazz Quintet(1988年)
1990年代
- マンハッタン・ブルース – Manhattan Blues(1990年)
- ファンキー・ストラット – Funky Strut(1991年)
- マンテカ – Manteca(1992年)
- オータム・イン・ニューヨーク – Autumn In New York(1993年)
- アランフェス協奏曲 – Concierto De Aranjuez(1994年)
- ベスト・オブ・ベスト – Best of Best(1994年)
- モリタート – Moritat(1995年)
- オリジナル・ヴォイス – The Original Voice(1995年)
- フェスタ – La Fiesta(1997年)
- G線上のアリア – Air on the G String(1997年)
- ラウンド・ミッドナイト – Round Midnight(1998年)(日野皓正との連名)
2000年代
- ティーン・タウン – Teen Town(2000年)
- アイ・ゴット・リズム – I Got Rhythm(2001年)
- テイク・ファイヴ – Take Five: Live At The Symphony Hall with Century Orchestra Osaka(2001年)
- ブルー・ボッサ – Blue Bossa(2003年)
- A列車で行こう – Take The A Train(2004年)
- カム・トゥゲザー – Come Together(2005年)
- いつか王子様が – Someday My Prince Will Come(2007年)
- クロース・トゥ・バカラック – Close To Bacharach (2007年)(平賀マリカがヴォーカルで参加)
- ヴイ・エス・オー・ピー – V.S.O.P: Very Special Onetime Performance (2008年)(元メンバーであるエディ・ゴメスおよびスティーブ・ガッドが特別参加)
- ベスト・オブ・ベスト – Best 0f Best (2008年)
- 25 トリビュート・トゥ・アートブレイキー – 25 -Tribute To Art Blakey- (2009年)
外部リンク[編集]
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