V.LEAGUE Division1 2018-19 – Wikipedia

V.LEAGUE Division1 2018-19は、日本のバレーボールリーグ・V.LEAGUEのトップディビジョンである「V.LEAGUE Division1」の初年度のシーズンである。

2018-19シーズンより始まったV.LEAGUE のトップカテゴリとして開催される V.LEAGUE Division1 の初年度シーズンである。実質的な前身である2017/18 V・プレミアリーグと同様の10月開幕であるが、男女ともチーム数の増加もあり、2月末までレギュラーラウンドを行い、3月から4月にかけてファイナルを行う日程とされた。

日程[編集]

男女とも、レギュラーラウンドの12月9日から1月5日までの間はインターバルが設けられる[1]

  • レギュラーラウンド(男子) – 2018年10月26日 – 2019年2月24日
  • レギュラーラウンド(女子) – 2018年11月3日 – 2019年2月23日
  • ファイナルステージ
    • ファイナル6(男子):2019年3月9日 – 2019年3月24日
    • ファイナル8(女子):2019年3月2日 – 2019年3月24日
    • ファイナル3:2019年3月30日 – 2019年3月31日(男女とも)
    • ファイナル:2019年4月6日・13日(女子)、4月7日・4月14日(男子)

ファイナル3は男子が川崎市とどろきアリーナで、女子が島津アリーナ京都で開催。ファイナルは男女とも第1戦が武田テバオーシャンアリーナ、第2戦(グランドファイナル)が武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。

参加チーム(男子)[編集]

都道府県コード順。S1ライセンス(条件付きを含む)を有する11チームのうち、つくばユナイテッドSun GAIA(チャレンジⅠ 7位)[注釈 1]の計9チーム[3]を除く10チームが参戦する。

試合方式(男子)[編集]

V・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの二段階方式で行う[4]

V・レギュラーラウンド

10チームによる3回戦総当たりで、1チーム27試合を行う。

上位6チームがV・ファイナルステージ進出。下位4チームは最終順位が確定し、下位2チームはV・チャレンジマッチ(入替戦)出場となる。

V・ファイナルステージ
ファイナル6
レギュラーラウンド上位6チームによる1回戦総当たり。ファイナル6でのポイントと、レギュラーラウンドでの順位に応じたポイント(1位:5点、2位:4点、…6位:0点)を加算し、合計ポイントの多いチームを上位とする。ポイントが並んだ場合はレギュラーラウンドの上位チームを上位とする。最上位となったチームは「ファイナル」へ進出。2位及び3位となったチームは「ファイナル3」に進出。4位以下は年間順位が確定。
ファイナル3
ファイナルステージ2回戦。2チームによる2回戦制。2勝したチームがファイナルに進出。敗れたチームは年間3位が確定。なお、1勝1敗の場合は2試合目終了後に25点制の1セットマッチ(ゴールデンセット)を行う。
ファイナル
2チーム(ファイナル6の1位とファイナル3の勝者)による2回戦制。2勝したチームが年間優勝。なお、1勝1敗の場合は2試合目終了後に25点制の1セットマッチ(ゴールデンセット)を行う。

順位決定方式[編集]

V・レギュラーラウンドでは以下のように順位を決定する[4]

  1. ポイント
  2. 勝利数
  3. セット率
  4. 得点率
  5. 当該チーム間の対戦成績
ポイントの付与

各試合ごとに以下の通りポイントが付与される。

条件 付与ポイント
セットカウント「3-0」あるいは「3-1」で勝利 3点
セットカウント「3-2」で勝利 2点
セットカウント「2-3」で敗戦 1点
セットカウント「1-3」あるいは「0-3」で敗戦 0点

結果(男子)[編集]

レギュラーラウンド(男子)[編集]

出典:V.LEAGUE

ファイナル6(男子)[編集]

出典:V.LEAGUE

ファイナル3(男子)[編集]

ファイナル(男子)[編集]

最終順位(男子)[編集]

2018-19シーズンのV2上位がS1ライセンスを保有していないため、チャレンジマッチは行われない。

表彰[編集]

ファイナル終了後、以下のように個人賞が発表された[5]。得点王、スパイク賞、ブロック賞、サーブ賞、サーブレシーブ賞はV・レギュラーラウンドの成績により確定した[6]

個人賞
賞の名称 受賞者氏名 所属チーム名 記録 受賞回数 備考
優勝監督賞 川村慎二 パナソニックパンサーズ 2年連続2回目
最高殊勲選手賞 ミハウ・クビアク パナソニックパンサーズ 2年連続2回目
敢闘賞 トーマス・エドガー JTサンダーズ 初受賞
得点王 ドミトリー・ムセルスキー サントリーサンバーズ 736点 初受賞 最高得点
スパイク賞 ドミトリー・ムセルスキー サントリーサンバーズ 60.2% 初受賞 アタック決定率
ブロック賞 白澤健児 パナソニックパンサーズ 0.78本 2年連続2回目 セット当たりブロック決定本数
サーブ賞 西田有志 ジェイテクトSTINGS 12.2% 初受賞 サーブ効果率
サーブレシーブ賞 古賀幸一郎 豊田合成トレフェルサ 69.6% 4年連続6回目 サーブレシーブ成功率
レシーブ賞 永野健 パナソニックパンサーズ 2年連続4回目
ベスト6 ミハウ・クビアク パナソニックパンサーズ 2年連続2回目
トーマス・エドガー JTサンダーズ 2年連続2回目
ドミトリー・ムセルスキー サントリーサンバーズ 初受賞
白澤健児 パナソニックパンサーズ 2年連続3回目
小野寺太志 JTサンダーズ 初受賞
深津英臣 パナソニックパンサーズ 2年連続3回目
ベストリベロ賞 古賀幸一郎 豊田合成トレフェルサ 6年連続6回目
最優秀新人賞 大竹壱青 パナソニックパンサーズ
西田有志 ジェイテクトSTINGS
優秀GM賞 南部正司 パナソニックパンサーズ 初受賞
松平康隆賞 川村慎二 パナソニックパンサーズ 2年連続2回目
Vリーグ特別表彰

参加チーム(女子)[編集]

都道府県コード順。S1ライセンスを有する13チームのうち、成績上位の11チームが参戦する。本来はフォレストリーヴズ熊本(前年チャレンジⅠ 4位)が参加して12チームでの開催となる予定だったが、同クラブが2018年3月に経営難を理由に脱退(Vリーグ機構を退社)し、他のS1ライセンス保有チーム(JAぎふリオレーナ・ブレス浜松)からも初年度のV1参加を固辞されたため、11チームでの開催となった[7]

試合方式(女子)[編集]

V・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの二段階方式で行う[8]

V・レギュラーラウンド

11チームを東西カンファレンスに振り分けて(東6、西5)、カンファレンス内で2回戦総当たり(1チーム当たり東10試合、西8試合)とカンファレンス間の交流戦2回戦(1チーム当たり東10試合、西12試合)各2回戦総当たりの合計20試合(実質的に11チームの2回戦総当たりと同じ)を行う」方式で実施された。各カンファレンス上位4チームがV・ファイナルステージのファイナル8に進出し、下位2チームがV・チャレンジステージに出場。

V・チャレンジステージ

出場4チームによる1回戦総当たり。レギュラーラウンドでのカンファレンス内の順位に応じたポイント(5位:1点、6位:0点)を加算し、合計ポイントの多いチームを上位とする。その順位により最終順位(9-11位)が確定する。11位はV・チャレンジマッチに出場する。

V・ファイナルステージ
ファイナル8
ファイナルステージ1回戦。東西カンファレンスの上位4チームずつ8チームによる1回戦総当たり。ファイナル8でのポイント(算定方法はレギュラーラウンドと同様)と、レギュラーラウンドでのカンファレンス内の順位に応じたポイント(1位:6点、2位:4点、3位:2点、4位:0点)を加算し、合計ポイントの多いチームを上位とする。ポイントが並んだ場合はレギュラーラウンドの獲得ポイントが多いチームを上位とする。最上位となったチームは「ファイナル」へ進出。2位及び3位となったチームは「ファイナル3」に進出。4位以下は年間順位が確定。
ファイナル3
ファイナルステージ2回戦。2チームによる2回戦制。2勝したチームがファイナルに進出。敗れたチームは年間3位が確定。なお、1勝1敗の場合は2試合目終了後に25点制の1セットマッチ(ゴールデンセット)を行う。
ファイナル
2チーム(ファイナル6の1位とファイナル3の勝者)による2回戦制。2勝したチームが年間優勝。なお、1勝1敗の場合は2試合目終了後に25点制の1セットマッチ(ゴールデンセット)を行う。

順位決定方式[編集]

V・レギュラーラウンドでは以下のように順位を決定する[8]

  1. ポイント
  2. 勝利数
  3. セット率
  4. 得点率
  5. 当該チーム間の対戦成績
ポイントの付与

各試合ごとに以下の通りポイントが付与される。

条件 付与ポイント
セットカウント「3-0」あるいは「3-1」で勝利 3点
セットカウント「3-2」で勝利 2点
セットカウント「2-3」で敗戦 1点
セットカウント「1-3」あるいは「0-3」で敗戦 0点

結果(女子)[編集]

レギュラーラウンド(女子)[編集]

Eastern Conference(東地区)

出典:V.LEAGUE

Western Conference(西地区)

出典:V.LEAGUE

チャレンジステージ(女子)[編集]

出典:V.LEAGUE

ファイナル8(女子)[編集]

出典:V.LEAGUE

ファイナル3(女子)[編集]

日程 開始 結果 1set 2set 3set 4set 5set 総得点 R
2019年3月30日 15:08 東レ・アローズ 2-3 JTマーヴェラス 25–20 24–26 25–22 18-25 15-17   公式記録
2019年3月31日 15:08 東レ・アローズ 3–1 JTマーヴェラス 21–25 25–21 25–17 25-22     公式記録
2019年3月31日 17:21 東レ・アローズ 1-0 JTマーヴェラス 25–20           公式記録

ファイナル(女子)[編集]

最終順位(女子)[編集]

表彰[編集]

ファイナル終了後、以下のように個人賞が発表された[9]。得点王、スパイク賞、ブロック賞、サーブ賞、サーブレシーブ賞はV・レギュラーラウンドの成績により確定した[10]

個人賞
賞の名称 受賞者氏名 所属チーム名 記録 受賞回数 備考
優勝監督賞 酒井新悟 久光製薬スプリングス 2年連続2回目
最高殊勲選手賞 フォルケ・アキンラデウォ 久光製薬スプリングス 初受賞
敢闘賞 ヤナ・クラン 東レアローズ 初受賞
得点王 ヤナ・クラン 東レアローズ 544点 初受賞 最高得点
スパイク賞 フォルケ・アキンラデウォ 久光製薬スプリングス 59.7% 2年連続3回目 アタック決定率
ブロック賞 フォルケ・アキンラデウォ 久光製薬スプリングス 0.87本 初受賞 セット当たりブロック決定本数
サーブ賞 ヤナ・クラン 東レアローズ 14.2% 初受賞 サーブ効果率
サーブレシーブ賞 新鍋理沙 久光製薬スプリングス 70.0% 2年連続5回目 サーブレシーブ成功率
レシーブ賞 新鍋理沙 久光製薬スプリングス 2年ぶり5回目
ベスト6 新鍋理沙 久光製薬スプリングス 4年ぶり3回目
ヤナ・クラン 東レアローズ 初受賞
ブランキツァ・ミハイロヴィッチ JTマーヴェラス 2年連続2回目
フォルケ・アキンラデウォ 久光製薬スプリングス 2年連続2回目
シニアード・ジャック デンソーエアリービーズ 初受賞
関菜々巳 東レアローズ 初受賞
ベストリベロ賞 小幡真子 JTマーヴェラス 2年連続2回目
最優秀新人賞 関菜々巳 東レアローズ
優秀GM賞 萱嶋章 久光製薬スプリングス 6年ぶり2回目
松平康隆賞 酒井新悟 久光製薬スプリングス 2年連続2回目
Vリーグ特別表彰
表彰 受賞者氏名 所属チーム名 受賞理由
Vリーグ栄誉賞 井上奈々朱 東レアローズ 10シーズン以上、230試合以上出場
Vリーグ日本記録賞 新鍋理沙 久光製薬スプリングス サーブレシーブ成功率記録更新

注記[編集]

  1. ^ つくばは2019-20シーズンはS2ライセンスとなり、V1昇格要件を満たさない[2]

出典[編集]

  1. ^ 2018-19 V.LEAGUE Division1(V1) MEN V・レギュラーラウンド (PDF) /2018-19 V.LEAGUE Division1(V1) WOMEN V・レギュラーラウンド (PDF)
  2. ^ “2019-20シーズン V.LEAGUE ライセンス判定結果について” (プレスリリース), 日本バレーボールリーグ機構, (2019年2月14日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21110 2019年5月8日閲覧。 
  3. ^ “新リーグ・ライセンス取得状況について” (プレスリリース), 日本バレーボールリーグ機構, (2017年5月25日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/20297 2019年5月8日閲覧。 
  4. ^ a b 大会要項 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 2018-19”. V.LEAGUE公式サイト. Vリーグ機構. 2019年5月1日閲覧。
  5. ^ “2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ” (プレスリリース), Vリーグ機構, (2019年4月14日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21256 2021年2月15日閲覧。 
  6. ^ “2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ” (プレスリリース), Vリーグ機構, (2020年2月24日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21140 2021年2月15日閲覧。 
  7. ^ “今秋開幕バレーボールVリーグ、1減の11チームに”. 日刊スポーツ. (2018年3月24日). https://www.nikkansports.com/sports/news/201803230000951.html 2019年5月2日閲覧。 
  8. ^ a b 大会要項 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 2018-19”. V.LEAGUE公式サイト. Vリーグ機構. 2019年5月1日閲覧。
  9. ^ “2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ” (プレスリリース), Vリーグ機構, (2019年4月13日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21255 2021年2月15日閲覧。 
  10. ^ “2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ” (プレスリリース), Vリーグ機構, (2020年2月23日), https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21138 2021年2月15日閲覧。