チェイン・オブ・フールズ – Wikipedia
「チェイン・オブ・フールズ」(Chain of Fools)は、アメリカ合衆国のソウル歌手、アレサ・フランクリンが1967年に発表した楽曲。シングルとして発表された後、1968年のアルバム『レディ・ソウル』にも収録された。作詞・作曲は、フランクリンと同様アトランティック・レコードと契約していたミュージシャン、ドン・コヴェイによる。 プロデューサーのジェリー・ウェクスラーがコヴェイに依頼して作詞・作曲された曲で、デモ音源ではコヴェイ自身がギター、リード・ボーカル、バッキング・ボーカルを多重録音した[2]。ウェクスラーは当初、オーティス・レディングの新曲にしようと考えていたが、デモ音源を聴いて、むしろアレサ・フランクリンに合っていると判断し、最終的にフランクリンのレパートリーとなった[2]。音楽的には、全編ともワン・コードで通されている[8][9]。 1967年6月23日のレコーディングでは、この曲に加えてアルバム『アレサ・アライヴス』(1967年8月4日発売)用の5曲も録音されており[10]、本作は同アルバムに収録されず、11月にシングルとしてリリースされた。完成したヴァージョンでは、ジョー・サウスがイントロのギターを弾いている[2]。イギリスでは、ローリング・ストーンズのカヴァー「サティスファクション」と両A面扱いのシングル(Atlantic 584157)として発売され[11]、2曲とも全英シングルチャート入りを果たしている[7]。 反響・評価[編集] 母国アメリカでは、リリースの翌年の1968年にBillboard Hot 100で2位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで1位を記録[4]。オランダでは「リスペクト」(1967年)以来のシングル・チャート入りを果たし、最高11位を記録[5]。全英シングルチャートでは、1968年に最高37位を記録した[7]。 フランクリンは本作で、自身2度目のグラミー賞最優秀女性R&Bパフォーマンス賞を受賞し[4]、2001年には本作がグラミーの殿堂(英語版)入りを果たした[12]。また、ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では252位にランク・イン[13]。 ライヴにおける歌唱[編集] ライヴ・アルバム『アレサ・イン・パリス』(1968年)には、1968年5月7日のライヴ・ヴァージョンが収録された[14]。また、1998年にはVH1の番組『VH1 Divas』で「チェイン・オブ・フールズ」をマライア・キャリーとデュエットし、その模様は映像作品『VH1 Divas Live』(1998年)[15]や、フランクリン名義のコンピレーション・アルバム『Jewels in the Crown: All-Star
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